2011年度 総合科学部 学士課程 — [必修] 1年(後期)

キャリアプラン入門Ⅱ(基礎ゼミナールⅡ)

准教授・佐藤 征弥, 教授・平井 松午

2単位

目的

将来の社会的・職業的自立を目指し,キャリアプラン,ライフプランに対する基本的な視点・展望を持つために必要な素養と社会的能力を養う.授業の前半では,キャリア体験講座や適性把握演習を通じて自らの立ち位置ならびに適性を把握するとともに,学部・学科の教育理念を理解し基礎学力を養成するための準備を行う. 授業の後半は,受講生によるプレゼンテーションやスピーチや討論を行い,それを通じて,分かりやすくしゃべる,堂々としゃべるといった基本能力を身につける.その上で,他人に好印象を与えつつ「自分らしい意見や話し方」とはどういうものかを見いだしていく.

概要

前半のキャリアプランニング部分は,学部合同で講義される.キャリア体験講座を通じて学生個々に自らの職業観について考える.必要に応じてレポートが課せられる.次いで適性検査にもとづき,自らの適性を性格,言語,係数,総合の観点から診断・把握する.それらをもとに自らキャリアプランを作成する.さらにコンピテンシー(企業等で要求される能力・行動特性)について学ぶとともに,各自が必要なコンピテンシー項目を選定し,Web版キャリア学習ポートフォリオに登録する. 後半部分は,小クラスに分かれ,ゼミナール形式で遂行される.将社会問題や科学技術のトピックをテーマとして扱ったプレゼンテーションや討論,フリートーキングを通じて,他人に自分を印象づけるためにどのようにすれば良いのか(態度,話術,資料づくり)のノウハウを学ぶ.受講者同士は,お世辞でも良いので,とにかくお互いを誉めあうことをルールとし,気持ちよく発表能力,討論の力,コミュニケーション能力を向上させる.

目標

1.誰もが将来,社会的・職業的自立をしなければならないことを認識し,そのための行動を始める.また,コミュニケーション能力やプレゼンテーション能力を向上させ,自信を持つ.

計画

1.キャリアプラン体験講座(1.考え方)
2.キャリアプラン体験講座(2.事例紹介)
3.適性把握演習(性格・言語)
4.適性把握演習(計数・総合)
5.自らのキャリアプラン・ライフプランを考える.
6.各業種・職種のコンピテンシー
7.Web版ポートフォリオの設定
8.以降,小クラスのゼミナール形式となります.毎回,各自2-3分のスピーチの時間を設けます.また,それとは別に毎回2-3人ずつ,あるテーマに関するプレゼンテーションを約20分ずつ行ない,それを元に全体で討論や評価を行ないます.
9.
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16.総括授業

評価

前半7回は,出席や(レポートの提出状況など)受講態度による.また,Web版キャリア学習ポートフォリオへの報告内容についても成績評価の対象となる.後半は,プレゼンやスピーチの能力,そしてどれだけ他人を上手に褒めることができたかで評価する.

再評価

行なわない

教科書

使用しない

連絡先

佐藤(088-656-7222, satoh@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 研究室に在室している時はいつでもOK