現代社会の諸問題(社会学の基礎Ⅰ)
准教授・矢部 拓也
2単位
目的
私たちを取り巻く「社会」とは,どのように成立しているのか? <社会的なもの>と<個人的なもの>とはどのような関係にあるのか? 私たちの日常生活とマクロな社会の構造や変容とはどのような関連をもつのか? 本講義では,社会学の基礎的な概念や理論を用いて,各々が日常的に経験している「社会」を理解する視座である「社会学的想像力」を獲得することを目指す
概要
日本の社会学者たちが編集した『社会学』(長谷川ら編集,有斐閣,2007)をテキストとする.毎回一つのテーマを設定して,それに関する社会学の用語や考え方を用いて問題点を論じる.また,徳島での事例を取り入れながら授業を進めてゆく.毎回の授業では,テキストで論じられている視点を元に,自分たちの経験をふまえたコメントをリアクションペーパーに記入して提出してもらう.
計画
1. | ガイダンス |
2. | 親密性と公共性 |
3. | 相互行為と自己 |
4. | 社会秩序と権力 |
5. | 組織とネットワーク |
6. | メディアとコミュニケーション |
7. | 空間と場所 |
8. | 環境と技術 |
9. | 医療・福祉と自己決定 |
10. | 国家とグローバリゼーション |
11. | 家族とライフコース |
12. | ジェンダーとセクシュアリティ |
13. | エスニシティと境界 |
14. | 格差と階層化 |
15. | 文化と再生産 |
16. | レポート相談 |
評価
期末レポートの評価および,毎回の授業で提出してもらうリアクションペーパーにより判断する
教科書
長谷川公一,浜日出夫,藤村正之,町村敬志編『社会学』有斐閣,2007年
参考資料
アンソニー•ギデンズ『社会学(改訂第3版)』 而立社 1998年
連絡先
矢部(1228, 088-656-9311, yabe@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 木曜日12:00∼12:45(時間帯は随時メールにてご相談下さい)
備考
次年度開講せず(隔年開講)