公民科教育方法論
鳴門教育大学 非常勤講師・井上 菜穂
2単位
目的
高等学校公民科の特質と課題及び,その教育目標に適した効果的な指導法についての理解を通して,当核教科を担当し,指導できる基礎的な知識と能力を養う.
概要
高等学校の公民科教育の方法論を探究するために,①当核教科の特質と課題及び②効果的な指導法及び教材について理解する.さらに,①②の理解を授業実践へとつなげる課題として,当核教科の各科目から単元を選択し,学習指導計画の構想及び模擬授業を課す.
キーワード
市民的資質,社会認識形成,指導法,教材
注意
本授業では,講義形式と演習形式を適宜行う.講義内容の確実な理解と演習課題への積極的な取り組みを期待する.
目標
1. | 高等学校公民科の成立過程の検討を通して,その特質と課題を理解する. |
2. | 高等学校公民科の教育目標に適した効果的な指導法及び教材について理解する. |
3. | 高等学校公民科の各科目から単元を選択し,学習指導計画を構想できる. |
計画
1. | オリエンテーション,アンケート,社会科の成立 |
2. | 公民科教育の歴史 |
3. | 公民科の目標と科目構成 |
4. | 公民科の指導法及び教材を捉える枠組み |
5. | 公民科の指導法及び教材の分析-公民科「現代社会」の場合- |
6. | 公民科の指導法及び教材の分析-公民科「政治経済」の場合- |
7. | 公民科の指導法及び教材の分析-公民科「倫理」の場合- |
8. | 公民科の指導法及び教材の特質 |
9. | 公民科の指導法及び教材の課題 |
10. | 学習指導計画と板書計画の特質 |
11. | 学習指導計画と板書計画の作成 |
12. | 模擬授業の実施とその評価(1) |
13. | 模擬授業の実施とその評価(2) |
14. | 模擬授業の検討 |
15. | 公民科の課題と学習評価 |
16. | 授業のまとめ |