2011年度 総合科学部 人間文化学科 心理・健康コース 学士課程 — [選択] 2年(後期)

心理学実験実習Ⅱ

教授・山本 真由美, 教授・原 幸一, 講師・内海 千種, 准教授・福森 崇貴

1単位

目的

カウンセリングを知識として知っている人は多いが,実際に受けたり,カウンセリングをしたりという経験をもつ人は,一般にはまれである.この授業では,まず,コミュニケーションと観察法の体験学習を行う.次に心理療法の技法としての遊戯療法について概説とロールプレイを行う.三番目に投映技法の一つであるバウムテストについて理論的かつ実践的に学ぶ.事例を取り上げ議論する事により,カウンセリングの実践例に触れる. カウンセリングの基礎理論を知るだけでなく,カウンセリングとはどのようなものかを,体験的に学び味わう時間としたい.

概要

カウンセリングを体験的に知る

キーワード

カウンセリング,コミュニケーション技法,観察法,遊戯療法,バウムテスト,ロールプレイ,事例研究

注意

受講生の主体性や積極性が重要である.

目標

1.カウンセリングの基礎理論を理解する.
2.コミュニケーション技法について学び,体験する.
3.観察法を体験する.
4.遊戯療法の理論と実践を学ぶ.
5.バウムテストの理論と実践を学ぶ.
6.ロール·プレイを通してカウンセリングにおける応答の実際を学習する.
7.事例研究の討論に参加する.

計画

1.ガイダンス
2.コミュニケーション技法
3.コミュニケーション技法(非言語的)
4.コミュニケーション技法(言語的)
5.観察法:観察とは
6.観察法:自然観察法
7.観察法:実験的観察法
8.中間まとめ
9.遊戯療法(概説)
10.ロールプレイ①スクイグル
11.ロールプレイ②遊戯療法説明
12.バウムテスト理論
13.バウムテスト解釈
14.バウムテスト事例研究
15.まとめ
16.総括

評価

各担当者が課すレポートによる.授業態度や出席なども考慮に入れる.

再評価

行わない

教科書

担当者がその都度紹介する.

連絡先

山本(3s06, 088-656-7192, yamamoto@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
原(hara@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
内海(uchiumi@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
福森(fukumori@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)