数理科学の基礎Ⅲ
准教授・小野 公輔
2単位
目的
行列や幾何ベクトルなど高校数学で学習した内容を一般化し,大学数学における線形代数学の入門的な内容を解説する.特に,行列や行列式などにかかわる基本事項の習得を目指す.
概要
行列や行列式などの入門的な線形代数学の基本事項を解説する. 授業は講義形式で行う.
キーワード
行列,ベクトル,行列式
注意
授業には積極的に取り組むこと.
目標
1. | 授業で取り扱った行列・ベクトル・行列式の基礎・基本を理解し,対応する演習問題の解答が導けるようになること. |
計画
1. | 授業の内容は以下の通りであるが,学生の理解度に応じ適宜その内容および進度に変更を加える.1.数について |
2. | 行列の定義 |
3. | 行列とベクトル |
4. | 行列の演算 |
5. | 正則性 |
6. | 行列のべき |
7. | 基本変形 |
8. | 逆行列の求め方 |
9. | 連立1次方程式 |
10. | 同次連立1次方程式 |
11. | 行列式 |
12. | 行列式の性質 |
13. | 行列式の展開公式 |
14. | 行列式の応用 |
15. | 期末試験 |
16. | 総括 |
評価
授業への取り組み状況,宿題,演習,試験などをもとに総合的に評価する.
再評価
無
教科書
「理工系の線形代数学入門」守安一峰・小野公輔共著(サイエンス社)
連絡先
小野(総合科学部1号館2S05室, 0886567218, ono@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
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