ドイツの社会と文化 (その1)
2単位
目的
授業の目的は社会学的な想像力を身につける事.ドイツ,オーストリーの社会問題と趨勢を取り上げる.ライフスタイル,価値観の多様化,若者文化,外国人排斥思想,移民受け入れ理論,グローバル化,高齢化問題,オーストリー,ドイツの社会学的,文化的に興味深い事象を紹介します.
概要
ドイツ,オーストリーの社会の時事問題
注意
受講者にレポートを発表させます. 居眠り厳禁
目標
1. | 様様な社会的なテーマ,問題について好奇心を持つようになり,視野を広げること. |
計画
1. | 社会学入門:社会学とは何か. |
2. | ライフスタイル.文化社会学: Pierre Bourdieu |
3. | Bourdieu 理論のキーワード:資本,ハビトウス,階級,ディステンクシオン等 |
4. | エリートを生む学歴社会:ドイツとフランスの教育制度 |
5. | Gerhard Schulze: 現代ドイツ社会の分析,その理論と研究デサイン |
6. | 日常生活の社会学:ドイツの主な五つの生活様式 |
7. | ドイツ社会のライフスタイルグループの具体的な描写 |
8. | ドイツの主流社会から排除されているグループ |
9. | 移民社会としてのドイツ:外国人受け入れの歴史と現状 |
10. | 排斥主義と国家主義とネオナチ問題 |
11. | 外国人受け入れ理論 1. 同化論,統合論,多様文化論,超文化論 |
12. | 若者文化 1. 1960年代から現代までのそれぞれの若い世代の特徴 |
13. | 若者文化 2. 現代ドイツで族化している若者の分類 |
14. | 若者文化 3. 若者の代表的な「族」の紹介 |
15. | 纏めと質疑応答 |
16. | Ulrich Beck: ドイツとグローバル化をめぐって |
評価
出席,レポート,発表,授業への取り組み状況などをもとに総合的に評価する
再評価
あり.
教科書
教科書,教材は要りません.参考書は授業を進めながら推薦します.
連絡先
ヘルベルト(088-656-7145, wolf@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 月曜日16.15h-17.30h (総合科学部1号館1階N06)
備考
授業は日本語で行われます.