日本史演習II
准教授・衣川 仁
2単位
目的
日本古代·中世史を考える上で重要な論文あるいは史料を精読·検討し,そこにあらわれた諸問題に対する理解力と思考力を深める.
概要
日本古代·中世史上の諸問題を考えるために,重要な論文·史料を取り上げて検討する.各回の担当者を決めて報告をしてもらい,それをもとに出席者全員で議論していく.
キーワード
日本史,古代·中世
関連科目
注意
あらかじめ担当を決めて報告を受ける演習形式で進める.報告にはレジュメの作成などの準備をする必要があるが,報告の担当者以外にも十分な予習と発言を求める.この授業は,「日本史演習l」(桑原教官,火曜5·6講時)と密接に関連させて行い,随時共同授業を行う.日本文化研究サブコースで日本史を専攻しようと思う学生は,両授業を必ず受講すること.
目標
1. | 論文·史料を読解し,それに対する自分の意見(評価·批判)をもつこと. |
計画
1. | 取り上げる論文テーマの例としては,以下のようなものを予定している. |
2. | 中世の社会と国家 |
3. | 武士の成立と展開 |
4. | 中世法と裁判の世界 |
5. | 古代·中世の仏教と民衆 |
6. | 荘園制と村落 |
7. | 東アジア世界の秩序と日本 |
8. | 具体的な論文名は授業の中で示す.また以上のテーマに限らず,学生の関心に基づいて素材を決めたい. |
評価
発表内容,議論への参加度などの平常点,レポートの評価など.
再評価
なし
教科書
論文等は,適宜配布する.指定の論文·史料以外にも,参考となるものを広く読む必要がある.
連絡先
衣川(088-656-7153, kinugawa@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 火曜日12時50分∼14時20分