美術概論
目的
日本美術を中心とした絵画,彫刻,工芸等の具体的な作例を通じて,美術作品が伝えるメッセージを読み解く方法を学ぶ.さらには,日本美術と日本美術に影響を与えた東洋や西洋の美術を概観することで,日本美術の背景にある文化思想の特性を考察する.
概要
美術文化思想
キーワード
美術,芸術,文化思想
先行科目
注意
毎回の授業ごとに,相当数の作品画像をパワーポインターで紹介する.また,授業の一環として,県内の美術館や博物館で見学会を実施する.その場合は,通常の授業を土曜日,または日曜日に振り替えて実施する(現地集合,現地解散,要展覧会観覧料).
目標
1. | .美術に関する基礎的な知識を身につけ,美術作品を読み解く能力を養う. |
計画
1. | 美術とは何か1(美術という用語が誕生する以前と以降) |
2. | 美術とは何か2(日本画と洋画,絵画と平面,彫刻と立体) |
3. | 美術とは何か3(美術とアート) |
4. | 日本絵画の形態(屏風,絵巻物,掛幅,障屏画など) |
5. | 日本美術を概観する1(仏像,仏画) |
6. | 日本美術を概観する2(やまと絵と漢画,南蛮美術) |
7. | 日本美術を概観する3(淋派,文人画,円山四条派) |
8. | 日本美術を概観する4(近代の始まり) |
9. | 東西の画題 |
10. | 作家,作品研究1(靉光) |
11. | 作家,作品研究2(山下菊二) |
12. | 作家,作品研究4(エコール・ド・パリと日本) |
13. | 実作家,作品研究3(近代東アジアの美術交流) |
14. | 実際の作品を前に(見学会) |
15. | 試験 |
評価
規定の出席数を満たした者を対象に,平常点と試験の成績(またはレポート)をもとに評価する.平常点は,見学会での議論への参加の度合いなども参考に評価する.
再評価
行わない
教科書
教科書は使用しない.参考図書の情報は,授業時間中に適宜紹介する.
連絡先
江川(連絡先未登録)
平木(103, 088-656-7167, hiraki@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 火曜日11:50∼12:50
備考
本年度開講しない.隔年講義である.