法律学の基礎Ⅰ
目的
人権意識を体得し,国家と個人,国家と国民との関係,さらには国際社会における人権はいかにあるべきか,についての洞察力を身につける.
概要
個人・自由・平等・主権をキーワードに,憲法の基本的な考え方(総論),憲法思想,歴史的背景,統治機構の仕組みおよび人権の基礎的・総論的内容について講義する.
キーワード
個人,自由,平等,主権
注意
エチケットを心得ていない学生の受講は取り消す.
目標
1. | 憲法・国際法の公法的な思考様式を体得すること. |
計画
1. | 近代法の価値観の成立史 |
2. | 立憲主義の成立過程-英国,米国,仏国- |
3. | 国民主権あるいは民主主義 |
4. | 人権の保障 |
5. | 人権と国際法 |
6. | 日本の憲法の歴史 |
7. | 明治憲法の制定過程 |
8. | 明治憲法の特質 |
9. | 新憲法の制定過程 |
10. | 日本国憲法の基本原理Ⅰ(国民主権・人権尊重主義) |
11. | 日本国憲法の基本原理Ⅱ(非武装平和主義・安全保障と国際法) |
12. | 憲法と国際法 |
13. | 人権総論 |
14. | 人権と「公共の福祉」 |
15. | 法の下の平等 |
16. | 試験 |
評価
テスト,受講態度,出欠により評価する.
再評価
なし
教科書
根本博愛·青木宏治編『地球時代の憲法』第二版 (法律文化社)
連絡先
林(連絡先未登録)
上原(088-656-7173, uehara@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)