2011年度 総合科学部 人間文化学科 国際文化コース 学士課程 — [選択] 2年(前期)

ヨーロッパ文化研究

教授・桂 修治

2単位

目的

ヨーロッパ,ことにドイツとフランス語圏の文化事象のいくつかのテーマをとりあげ,これらを媒介として,幅広い文化現象に関る各自の問題意識を培うこと.

概要

ヨーロッパ,ことにドイツとフランス語圏の文化事象のいくつかのトピックを取り上げ,日本の状況とも比較しながら,その歴史的·文化的背景を考えます. 担当者ごとにドイツ語を主に使用する桂とフランス語を使用する田島の授業を並行して開講します.

キーワード

ドイツを知る,フランスの文学,表象,テクスト

注意

桂担当の授業では,ドイツ語の知識は前提としません(もちろん,片言でも出来れば申し分ありません).異なる文化に触れるとき,自分の生活圏でこれまで当たり前だと思って気にとめていなかったことが,大きな問題になってきたりすることがあります.受講者には,このような問題に積極的に取り組む姿勢を求めたいと思います.参考書だけでなく日本語や英語のウェブサイトも有効な調査手段です(授業で詳しく紹介します). 田島担当の授業では,フランス語による文献資料の解読を行うため,全学共通教育のフランス語基礎および初級の単位を修得しているか,それと同等以上のフランス語能力を前提とします.

目標

1.現代ドイツの社会についての概要とその多様性を知り,さらに関心を展開して行く足がかりを得る.同時に,自国の文化についての新たな観点を獲得する.
2.フランス語で文学を読むためのフランス語能力と,文学作品を鑑賞し,理解し,論評するための語彙,方法を獲得する

計画

1.(桂)現代ドイツの社会の仕組みとその文化を知る(1)
2.(桂)現代ドイツの社会の仕組みとその文化を知る(2)
3.(桂)現代ドイツの社会の仕組みとその文化を知る(3)
4.(桂)現代ドイツの社会の仕組みとその文化を知る(4)
5.(桂)ディスカッション及び参加者による研究発表(1)
6.(桂)戦後から現代にいたるドイツの歴史的な歩みを見る(1)
7.(桂)戦後から現代にいたるドイツの歴史的な歩みを見る(2)
8.(桂)戦後から現代にいたるドイツの歴史的な歩みを見る(3)
9.(桂)戦後から現代にいたるドイツの歴史的な歩みを見る(4)
10.(桂)ディスカッション及び参加者による研究発表(2)
11.(桂)ドイツの教育制度を知る(1)
12.(桂)ドイツの教育制度を知る(2)
13.(桂)ドイツの教育制度を知る(3)
14.(桂)ドイツの教育制度を知る(4)
15.(桂)ディスカッション及び参加者による研究発表(3)

教科書

(桂)プリント資料を配布します.

参考資料

(桂)初回授業で参考文献表を提示します.

連絡先

桂(2308, 0886-656-7136, katsura@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 水曜3·4時間,金曜5·6