2011年度 総合科学部 自然システム学科 数理·情報コース 数理科学サブコース 学士課程 — 3年(後期)

2011年度 総合科学部 自然システム学科 数理·情報コース 情報科学サブコース 学士課程 — 3年(後期)

データベース基礎論

准教授・蓮沼 徹

2単位

目的

大量にある情報を整理して効率よく管理する能力は,情報化社会においてますます重要になってきている.本講義では,リレーショナルデータベースの理論的事項を理解した上で,実際にリレーショナルデータベースの構築やリレーショナルデータベース言語であるSQLを学ぶことにより,管理しやすいデータベースの設計と構築,及び情報検索能力を養うことを目的にする.

概要

前半に,リレーショナルデータベースの理論的事項(関数従属性,情報無損失分解,多値従属性,正規化理論,リレーショナル代数)を学ぶ.理論を学んだ後で,実際にデータベースを構築し, さらに,リレーショナルデータベース言語であるSQLを使い,データベースへの問い合わせの方法を学ぶ.

キーワード

リレーショナルデータベース,SQL

注意

特になし

目標

1.リレーショナルデータベースの理論的事項を理解すること
2.·データベースを構築できること
3.·SQLの基本的事項を習得し,データベースへの質問文をSQLで書くことができる

計画

1.リレーショナルデータベース
2.一貫性制約
3.関数従属性とその公理系
4.多値従属性
5.情報無損失分解
6.正規化理論(1)(第2正規形,第3正規形)
7.正規化理論(2)(ボイス-コッド正規形,関数従属性保存分解)
8.正規化理論(3)(第4正規形,第5正規形)
9.中間試験
10.SQLの演習(1)(データベース構築)
11.SQLの演習(2)(単純質問)
12.SQLの演習(3)(結合質問)
13.SQLの演習(4)(部分質問)
14.Accessを使ったSQLの演習
15.総括授業

評価

中間試験,レポート課題,授業への取り組み等により総合的に評価する.

再評価

行う

教科書

参考書: 増永良文著 「リレーショナルデータベースの基礎」 オーム社

連絡先

蓮沼(088-656-7216, hasunuma@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 金曜日9·10講時