ヨーロッパ思想研究
目的
西洋の哲学・宗教思想について,テーマ,時代,人などの視点で問題を切り取って講義を行う.またそれを通して,現代社会の諸問題をその背景から思想的に理解する力を養うことを目指す.
概要
まずヨーロッパ思想のバックボーンをなす古代ギリシアやヘブライの思想の基礎を学び,続いて近代哲学の基礎を築いたデカルトからヘーゲル・ドイツ観念論に至る近代哲学の基礎を学び,フランスを中心とした現代哲学(とくに,科学認識論)の基礎を学ぶ.
キーワード
倫理学,科学と哲学,哲学
関連科目
目標
1. | 人文科学(西洋思想)に関わる幅広い知識の理解を目標とする. |
2. | 日本語で論理的文章を書くことができる能力の養成を目標とする. |
3. | 高い倫理観の涵養を目標とする. |
計画
1. | 古代ギリシアの哲学 1 :エレア学派の論理 (吉田昌市) |
2. | 古代ギリシアの哲学 2:ソクラテスの対話 (吉田昌市) |
3. | 古代ギリシアの哲学 3:プラトンの学問論 (吉田昌市) |
4. | 古代イスラエルの宗教思想 1:「創世記」(吉田昌市) |
5. | 古代イスラエルの宗教思想 2:「創世記(続)」 (吉田昌市) |
6. | ドイツの思想1:カントの理論哲学(石田三千雄) |
7. | ドイツの思想2:カントの社会哲学(石田三千雄) |
8. | ドイツの思想3:フッサール現象学の基礎(石田三千雄) |
9. | ドイツの思想4:フッサールの生活世界論(石田三千雄) |
10. | ドイツの思想5:ハイデッガーの思想(石田三千雄) |
11. | フランスの思想1:フランス近代の重要性(山口) |
12. | フランスの思想2:デカルトの仕事(山口) |
13. | フランスの思想3:デカルトと経験論哲学(山口) |
14. | フランスの思想4:経験論哲学の認識理論(山口) |
15. | フランスの思想5:まとめ(山口) |
評価
毎回の授業終了時に書く「一言カード」,3回のレポートにより評価する.レポートの課題や評価基準などについては授業中に示す.
再評価
なし.
教科書
講義中に適宜指示する.
連絡先
石田(2328, 088-656-7147, mishida@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 水曜13時から14時
吉田(総合科学部1号館 1N11 室(北棟1階), 088-656-7150, shoichi@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 水曜12時から13時
山口(共通教育4号館404(11年3月まで), 088-656-7615, yamaguti@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 火曜日10:30∼11:30