2011年度 総合科学部 人間社会学科 アジア研究コース 日本文化研究サブコース 学士課程 — 2年(前期)

2011年度 総合科学部 人間社会学科 国際文化コース 文化情報サブコース 学士課程 — 2年(前期)

2011年度 総合科学部 人間社会学科 国際文化コース 哲学·思想サブコース 学士課程 — 2年(前期)

2011年度 総合科学部 人間社会学科 国際文化コース 歴史·社会サブコース 学士課程 — 2年(前期)

ヨーロッパ歴史·社会論I

教授・佐久間 亮

2単位

目的

イギリスの近代史を,いわゆるグローバル・ヒストリの中に位置づけて論じる.イギリスの歴史は,一時期を除いて第二次世界大戦以降植民地を喪失するまで,帝国の歴史である.この過程は,現代のグローバル化社会の出発点ともいえ,現在に至るまで世界の様々な地域に影響を及ぼし続けている.イギリス国内のことがらを理解する上でも,このような観点は欠かせない.たとえば,イングランド人,スコットランド人,ウェールズ人がそれぞれの文化的差異を含みながらも,イギリス人というアイデンティティ(ブリティッシュネス)へと統合されてきたのは,帝国の存在があったためである.

概要

グローバル・ヒストリとイギリス近代史

キーワード

ナショナルアイデンティティ,文化統合,大英帝国

注意

視覚的印象は,テーマを理解する上で欠かせない要素である.授業中にもしばしばビデオを利用するが,以下に参考となる映画(ビデオ化され入手しやすいもの)をあげておく.予め観ておくことが望ましい.授業中にも言及されるだろう.『エリザベス』Elizabeth(1998), 『恋に落ちたシェイクスピア』Shakespere in Love (1998), 『マイ·フェア·レディ』My Fair Lady(1964),『オスカー・ワイルド』Wilde (1997) ,『インドへの道』A Passage To India(1984),『遠い夜明け』Cry Freedom(1987),『日の名残り』The Remains of the Day(1993).

目標

1.イギリス社会の歴史的形成のプロセスと理解すること
2.歴史的パースペクティブから現代の事象を理解する重要性を体感すること

計画

1.現在のイギリスを理解するために
2.イギリス宗教改革のインパクト
3.帝国化への転換点としての16世紀
4.「ピューリタン革命」論の再検討
5.共和制という名の恐怖政治
6.名誉革命とアイルランドの運命
7.戦争と財政軍事国家イギリスの誕生
8.アメリカ独立の衝撃
9.ジェントルマン社会と「国民」統合
10.帝国とスコットランド人
11.「男らしさ」と戦争
12.フットボールの世界化
13.アイドル・ウーマンと帝国へ渡る女性たち
14.ジェントルマン資本主義とインドへの道
15.期末試験
16.総括授業

評価

期末試験の結果によって評価をおこなう.

再評価

行わない

教科書

教科書は使用せず,授業中に配布するプリントを中心に講義をすすめる.

連絡先

佐久間(088-656-7152, sakuma@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 火曜12時∼13時