2011年度 総合科学部 学士課程 学芸員に関する科目 — 2年(前期, 集中)

2011年度 総合科学部 人間社会学科 アジア研究コース アジア研究サブコース 学士課程 — 2年(前期, 集中)

2011年度 総合科学部 人間社会学科 アジア研究コース 日本文化研究サブコース 学士課程 — 2年(前期, 集中)

博物館資料論

非常勤講師・千田 稔, 教授・東 潮

2単位

目的

博物館は,無思想的に展示するのではなく,展示する側のコンセプトを 示すには,どのような方法があるのか.

概要

事例として,日本古代の自然観と展示について考える.

キーワード

『古事記』,『日本書紀』,『万葉集』,『風土記』,『自然観』『宗教』

注意

単に学芸員の資格を取るだけを目的とするのではなく,自らが博物館を通して,何を発信できるかということを問い続ける態度で講義に臨むこと.

目標

1.オリジナルでユニークな博物館づくりについて自らの考えをもつこと.

計画

1.日本古代の「自然」とは?
2.神話の中から自然観を探るー海ー
3.神話の中から自然観を探るー山ー
4.神話の中から自然観を探るー植物ー
5.神話の中の自然観を展示するには?
6.記紀の歴史叙述において語られる自然観(1)
7.記紀の歴史叙述において語られる自然観(2)
8.『万葉集』によまれた自然観(1)
9.『万葉集』によまれた自然観(2)
10.『播磨国風土記』にみる自然の叙述
11.『出雲国風土記』にみる自然の叙述
12.『常陸国風土記』にみる自然の叙述
13.『豊後国風土記』にみる自然の叙述
14.『肥前国風土記』にみる自然の叙述
15.日本古代における自然観の成立
16.自然観を展示する方法

評価

レポート

再評価

なし

教科書

なし

参考資料

講義中に資料を配布

連絡先

千田(連絡先未登録)
東(088-656-7155, azuma@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)