2011年度 総合科学部 自然システム学科 数理·情報コース 数理科学サブコース 学士課程

数理科学演習

教授・大渕 朗

4単位

目的

群·環·体と言った代数学の基本的な理論の総復習から始めて,ある 程度高度な理論の修得を目的として,代数学の様々な分野についての 基礎的な知識を深める事をめざしたい.

概要

体とGaloisの理論に重点を置 き,場合によっては古典的な方程式論の話を行う.

キーワード

現代代数学

先行科目

代数学I,代数学II,代数学特論

注意

線形代数学I,IIと代数学基礎I,IIはなるべく受講しておく事が望ましい. .

目標

1.代数系に興味を持つこと.

計画

1.本講義は以下の内容でゼミナール形式により行う事とする.
2.1. 群論 部分群, 正規部分群, 準同型定理, 巡回群, 置換群, Sylo wの定理
3.2. 環論 イデアル, 剰余環, 多項式環, 整域, 単項イデアル整域, 素元分解
4.3. 可群 加群, 自由加群, 加群の構造定理
5.4. 体論 拡大, 単純拡大, 有限次拡大, 代数拡大, 分解体,
6.自己同 型, 正規拡大, Galois理論の基本定理, 巾根, 可解群
7.5. 古典的代数方程式論

評価

輪講での準備状況,出席,質疑応答といった演習中の平素の取り組みで評価を行う.

再評価

行わない

連絡先

大渕(088-656-7297, ohbuchi@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 水曜日 昼休み(11:50-12:50),大渕研究室(総合科学部一号館二階)としますが,この時間以外でも質問は原則として受け付けます.E-mail: ohbuchi@ias.tokushima-u.ac.jp