2011年度 総合科学部 人間社会学科 法律経済コース 学士課程 — 4年(通年)

法律学演習II

准教授・上原 克之

4単位

目的

わが国の民法学で問題とされている事柄について,なぜそれが問題となっているのかを把握する.その上で具体的な判例で裁判所が構築した論理の当否について分析を加えられるようにする.

概要

法学の特質としては,法規定に依りながら論理を構築することによって問題を解決することが挙げられる.そこで前期は,民法学説がどのような問題についてどのような論理構成によって議論を組み立てているのかという点に関する報告者の分析を批判的に検討する.そして後期は,前期に得られた知見を応用して判例を分析し,全員で議論する.民事事件を題材としたディベートを行うことも予定している.

キーワード

民法,学説,判例

目標

1.報告者による報告を批判的に検討できる力を身につけること.

計画

1.前期:民法学説の分析
2.後期:民法判例の分析

評価

平常点による.

再評価

行わない.

教科書

使用しない.

参考資料

内田貴=大村敦志編『民法の争点』(有斐閣)

連絡先

上原(088-656-7173, uehara@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)