2011年度 総合科学部 学士課程 教職に関する科目(旧) — 3年(後期)

2011年度 総合科学部 学士課程 教職に関する科目 — 3年(後期)

生徒指導論

准教授・大宮 俊恵

2単位

目的

現代社会において青少年を取り巻く環境は極めて深刻である.学校現場においても様々な様態の生徒が現実に存在する.それらの生徒や親への指導は困難を極め,教員の勤務時間の多くを費やすことにより,教員の心は疲弊し,教育に対する熱意も失われている一面がある.そのような現状や課題を踏まえ,具体的解決方策として学校の指導体制や先進的指導方法について学び,生徒指導の実践的指導力の基礎を培うことは,教員を目指す学生にとって意義深いことである.

概要

(1) 生徒指導の基本的な理論や内容は講義を中心に行う. (2) 鳴門教育大学附属中学校の参観を取り入れ,学校現場について理解が進む ようにする. (3) 具体的な課題を取り入れ,生徒指導の知識に加え指導法が習得できるよう 個人やグループでの演習的な活動を組み込み,実践的に授業を進める.

キーワード

生徒の実態,生徒理解の方法,事例研究,ロールプレイ

注意

学校現場を観察する機会を設けています.教育実習と同じ態度で参加してください.

目標

1.1.学校現場の実情を理解する.2.生徒指導の意義と役割を理解し,実践的な指導方法を知る.3.生徒指導の指導方法を身につける.

計画

1.オリエンテーション
2.学校現場での生徒の実態
3.学校現場での意義と役割
4.生徒指導の計画と組織
5.学校現場での観察
6.生徒指導体制と生徒指導主事
7.生徒指導と教科指導等
8.生徒指導と法規
9.生徒指導の方法 (集団指導の方法)
10.生徒指導の方法 (個別指導の方法)
11.生徒指導と特別支援教育
12.事例研究・ロールプレイング (不登校)
13.事例研究・ロールプレイング (いじめ)
14.事例研究・ロールプレイング (親への対応)
15.全体のまとめ

評価

授業中の課題・態度,最終レポート,出席率を加味して評価を行う.

再評価

なし

教科書

必要に応じて資料などを配付する.

参考資料

文部科学省「生徒指導堤要」, 松田文子・高橋超編著 「生きる力が育つ生徒指導と進路指導」

連絡先

大宮(omiya@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)