2011年度 総合科学部 人間社会学科 マルチメディアコース 学士課程 — 2年(後期)

2011年度 総合科学部 人間社会学科 人間行動コース ウェルネス行動科学サブコース 学士課程 — 2年(前期)

2011年度 総合科学部 人間社会学科 人間行動コース 心理学サブコース 学士課程 — 2年(前期)

運動文化比較研究

教授・中村 久子

2単位

目的

文明が発達した現在では,身体運動,スポーツ,ダンス等は健康のための手段として重要視されている.しかいs,これらは健康の手段として生まれてきたのではない.それぞれの運動やスポーツ,ダンスは各国,各地域の固有の文化としてとらえることができる.本講義では,これらの内容及び歴史的な意味について概説し,現代社会における遠藤やスポーツ,ダンスを気岸社会学や文化人類学の観点から検討し,寄り不快認識を得ることを目的とする.

概要

生活における身体運動がスポーツやダンスの文化形成に結びついていく過程を歴史社会学の観点から分析し,現代のレジャーやスポーツに期待される健康のための運動の意味について学習する.

キーワード

ダンス,スポーツ,生産形態,健康

注意

本授業ではOHPやビデオなどを使用し,視覚的に動きの違いを理解できるようにしているが,見るだけで終わらせることがないようにノートの取り方を工夫すること.

計画

1.運動と文化-スポーツ,ダンスの発生
2.遊びと余暇
3.生産形態とリズム(5つのリズム感)
4.山村畑作民のリズムとスポーツ,ダンス
5.水田稲作農耕民のリズムとスポーツ,ダンス 日本
6.水田稲作農耕民のリズムとスポーツ,ダンス アジア
7.海洋漁労民のリズムとスポーツ,ダンス
8.狩猟民のリズムとスポーツ,ダンス
9.牧畜民のリズムとスポーツ,ダンス
10.生産形態と運動の関係 衣装・運動文化と身体行動
11.スポーツの遊技性と競争性
12.近代スポーツの成立
13.現代におけるスポーツ レジャーとしてのスポーツ
14.現代におけるスポーツ スペクテーター・スポーツ
15.まとめ
16.課題レポート作成,提出

評価

本授業は講義形式で行うが,数回の小レポートや出席状況などにもとづく平常点での評価と,期末の課題レポートの結果による評価を併用して行う.

再評価

行わない

教科書

教科書は使用せず,授業中にプリントを随時配布する.参考書として以下の文献を紹介する.

「舞踊学講義」 舞踊教育研究会編 大修館書店

連絡先

中村(3120, 088-656-7209, nakamura@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: (後期) 木曜日12時∼13時