2011年度 総合科学部 人間文化学科 国際文化コース 学士課程 — [選択] 3年(前期), 4年(前期)

考古学演習

教授・東 潮

2単位

目的

論文作成のための演習.各自テーマを定め,その研究の段階をまとめる.前期は「壁画と東アジア世界」,後期は「東アジアの墓制と都城」というテーマで演習する.

概要

「壁画と東アジア世界」という共通のテーマで,東アジアの壁画墓について研究する.1972年に発見された高松塚古墳壁画に興味をもっていらい,壁画研究を続け,2011年春に『高句麗壁画と東アジア』を刊行した.演習をつうじての壁画研究のおもしろさをつたえる.壁画の考古学的・図像学的研究をおこなう.

目標

1.キトラ・高松塚古墳壁画を東アジア世界のなかで位置づける.

計画

1.東アジア考古学の諸問題
2.高句麗壁画ー国内城時代
3.高句麗壁画ー平壌城時代
4.漢魏晋の壁画
5.発表
6. 〃
7.南北朝時代の壁画
8.隋唐代の壁画
9.キトラ・高松塚古墳壁画の系統関係
10.遼の壁画
11.宋の壁画
12.金の壁画
13.発表
14. 〃
15. 〃
16.東アジアの壁画の展開

評価

レポートによる.

教科書

東潮2011『高句麗壁画と東アジア』学生社

参考資料

李星明2005『唐代墓室壁画研究』陝西人民美術出版社

連絡先

東(088-656-7155, azuma@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)