2011年度 総合科学部 人間文化学科 国際文化コース 学士課程 — [選択] 3年(後期), 4年(後期)

ヨーロッパ文学演習

教授・石川 榮作

2単位

目的

ドイツの作曲家で,同時に作家でもあるリヒャルト・ワーグナー(1813-83)は後世の諸芸術に多大な影響を及ぼした.本授業科目ではこのワーグナーの楽劇『ニーベルングの指環』四部作のうち,二番目の作品『ワルキューレ』をドイツ語の原典で講読するとともに,ビデオを使ってオペラをも鑑賞することによって,教養を高め,豊かな人間性を培うことを目的とする.

概要

ドイツ・オペラの講読と鑑賞

キーワード

ドイツ文学,ワーグナー,楽劇,ニーベルンゲン伝説,北欧神話

注意

ドイツ語のテクストを講読しながら授業を進めるので,共通教育のドイツ語入門・初級を履修していることを原則とする.

目標

1.ドイツ語辞典を用いてワーグナーの台本を読むことができ,オペラそのものを楽しむことができることを到達目標とする.

計画

1.前作『ラインの黄金』ハイライトで紹介
2.『ワルキューレ』第一幕(1)
3.『ワルキューレ』第一幕(2)
4.『ワルキューレ』第一幕(3)
5.『ワルキューレ』第一幕(4)
6.『ワルキューレ』第二幕(1)
7.『ワルキューレ』第二幕(2)
8.『ワルキューレ』第二幕(3)
9.『ワルキューレ』第二幕(4)
10.『ワルキューレ』第三幕(1)
11.『ワルキューレ』第三幕(2)
12.『ワルキューレ』第三幕(3)
13.『ワルキューレ』第三幕(4)
14.『ワルキューレ』第一幕通して鑑賞
15.『ワルキューレ』第二幕通して鑑賞
16.『ワルキューレ』第三幕通して鑑賞

評価

授業への取り組み(50%)とレポート(50%)による.

再評価

行わない

教科書

対訳プリント(石川訳)を配付する.

連絡先

石川(088-656-7142, ishikawa@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 毎週 金曜日 15時∼16時