ヨーロッパ思想演習
教授・吉田 昌市
2単位
目的
この科目は,演習とゼミナールという二つの面を持っています. わたしは,古代ギリシアの哲学,特にプラトンやプロティノスを勉強してきました.また,もともとキリスト教の思想にも関心があって,学生時代から細々とではありますが,そして玄人としてではありませんが,勉強を続けています. このゼミでは,こうした方面に関心のある学生諸君の受講を期待しています. それともう一つ,ヘブライ語は教えられませんが,古代ギリシア語やラテン語なら教えることができます.一から勉強して,何かを読んでみようというマニアック(?)な学生さんがいるといいですね. 演習としては,日本あるいは西洋を代表する哲学者の主要著作,あるいはそれに関連する文献を講読します.
概要
哲学・思想分野の演習とゼミナール,哲学史上の基本的著作の講読
キーワード
存在と認識,倫理と宗教
注意
根気よくテクストとつきあってください.
目標
1. | 原典に向き合い,原典に即して考える姿勢を身につけること.これは「批判的」であることと矛盾しません. |
2. | またこれは,日本語の論理的文章を理解できる能力を養成することにもなり,自分で課題を解決しようとする態度や力を培うことにもつながります. |
計画
1. | ゼミナールの具体的テーマや演習で講読する書物は,受講生諸君の実際の希望を聞いてから決定します. |
2. | 授業は15週行い,16週目は成績評価と評価の講評にあてる. |
評価
期末の試験は行わない. 講読にあたっては,毎回受講生の誰かにその日の部分について発表をしてもらう.その発表の様子や,毎回の授業への取り組みの姿勢などに基づいて,総合的に成績評価をする. 期末にレポートの提出を求める場合もある.
再評価
行わない.
教科書
なし
参考資料
受講生と相談の上で決定.
連絡先
吉田(総合科学部1号館 1N11 室(北棟1階), 088-656-7150, shoichi@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 水曜12時から13時