系統分類学
准教授・山城 考
2単位
目的
維管束植物はシダ植物,裸子植物,種子植物からなり,様々な環境下に適応し生育しており,地球上の生態系において生産者としての主要な役割を担っている.本講義では,維管束植物の起源と多様性について,各植物群ごとの外部形態·内部形態の特徴とその機能および進化,栄養器官や繁殖器官の進化,系統関係について解説する.
概要
維管束植物の分類および系統進化
キーワード
陸上植物,維管束,系統進化,分類,多様性
注意
最初の講義の時に示します.
目標
1. | 生物学を学ぶ基礎となる分類学の基本的な概念を習得させるとともに,各植物群の形態的特徴の多様性とその機能的役割を解説し,それらを知識として習得させる. |
計画
1. | 陸上植物の起源 |
2. | コケ植物の進化 |
3. | シダ植物の進化 |
4. | コケ植物とシダ植物の観察 |
5. | 種子植物の進化1(裸子植物) |
6. | 種子植物の進化2(被子植物) |
7. | 被子植物の多様性1(送粉様式) |
8. | 被子植物の多様性2(種子分散) |
9. | 被子植物の多様性3(植食性動物との相互関係) |
10. | 単子葉植物の起源と多様性 |
11. | 被子植物の観察 |
12. | 野生植物の保全 |
13. | 植物の分類必要性 |
14. | 分岐分析 |
15. | レポートの課題提示と作成上の注意 |
16. | 総括授業 |
評価
試験またはレポートにより成績評価を行います.
再評価
なし
教科書
プリントを配布します.
連絡先
山城(088-656-7257, tyamash@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)