2011年度 徳島大学 共通教育 社会性形成科目群 — 毎年(後期)

共創型学習 / 名著講読 ー未知との出会い-文学作品や随筆を読むー

Creativity Development / great books reading - encounter with the unkown

平成19年度以前の授業科目:『共創型学習』

教授・依岡 隆児

2単位

 月(7・8) 全(全)

授業のタイプ

実験

授業の目的

本を読む習慣をつけます.カーソンからル=グウィン,宮澤賢治までの古今の名著を通して,未知なるものに触れる体験したいと思います.社会人の方も交えて一緒に考え,互いに読み方や考え方の違いに触れることで,現代に生きる意味についてより深い理解が得られるようにします.

授業の概要

20世紀に書かれた評論・エッセイ,文学作品を中心に,今までの自分にとって未知の世界に触れることで,現代社会の様々な問題をより深く考察できるようにします.基本的には,一回の授業で一つの作品の一部を,受講生全員で読んでいきます.古今東西の名著(文学作品や随筆)を分野に捉われずにバラエティ豊かに取り上げ,線を引きながら一緒に読んで生きます.内容を確認したうえで,お互いに興味を引かれた箇所を披露しながら,理解を深めます.必要事項の検索ができるようにして,最後にはグループで発表を行います.また,図書館ツアーもする予定.

キーワード

講読,読書,名著,未知

到達目標

1.読書の習慣をつけること.異なる価値観や考え方に触れることで社会性を身につける,

授業の計画

1.授業ガイダンス
2.文献リストの内容確認,作品のピックアップ(取り上げる予定の作品は,外山滋比古『読みの整理学』,カーソン『沈黙の春』,内田樹『先生はえらい』,サン=テグジュペリ『星の王子様』,北条民雄『いのちの初夜』,村上春樹『海辺のカフカ』,河合隼雄『影の現象学』,ル=グウィン『ゲド戦記Ⅰ 影との戦い』,フロイト『無気味なもの』,宮澤賢治『注文の多い料理店』,鷲田清一『「聴く」ことの力』,福岡伸一『生物と無生物のあいだ』など)
3.図書館ツアー
4.作品講読(毎回違う作品の一部のコピーを三色ボールペン方式で読む)
5.作品講読
6. 〃
7. 〃
8. 〃
9. 〃
10.グループ分け,テーマ選定,文献に基づいた発表の準備,ディスカッション,レジュメ作成,文献検索
11.発表準備,ディスカッション
12.ディスカッション
13. 〃
14.グループ発表
15. 〃

成績評価の方法

授業への取り組み(出席・発表など)により総合的に評価します.

再試験の有無

参考書

依岡隆児『読書のススメ∼四国から,グローカルに』(徳島新聞社)

連絡先

依岡(1308, 088-656-7143, yorioka@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 火曜日12時から13時

備考

1.紹介された本は各自が生協や本屋,図書館などで手に入れておいてください.
2.本授業題目は20年度,21年度入学者(適用年度)が対象となります.
3.25人で受講者調整