相談援助演習
一般目標
ロールプレイング等を中心とする演習形態により,専門援助技術を習得することを目的とする.特に学生が自分自身で学習し,考え主体的に行動する態度を滋養し,この演習を通して,他の機関や他職種との連携方法や注意点について理解する.
授業概要
社会福祉援助技術(ソーシャルワーク)の基本的な方法について,事例を通して教授する.また社会福祉の専門的な援助技術について,演習を実施しながら展開場面ごとに指導する.
授業方法
演習形式(視聴覚教材,プリントを適宜用いる)
授業場所
第5講義室
注意事項
相談援助演習の授業では授業計画の「内容」の欄に各講義事項のキーワードを掲載している. ①受講者は各回のキーワードについて事前に予習して理解した内容を簡潔に纏めること. ②受講者は毎回受講後に学習成果を基にキーワードについて再度内容を簡潔に纏めること. また予習時の内容と復習時の内容を比較して学習成果を確認すること. ③試験は全講義数の2/3以上の出席を満たしている者に対して行う. ④予習,復習をすることが出席評価に含まれる.
行動目標 (到達目標)
1. | ワークをとおし自己覚知・価値観・他者理解・コミュニケーションなとの人間関係に必要な基盤形成 を行う. ソーシャルワーク実践の展開過程を理解する. 社会福祉の援助場面における実践的な方法と技術を身につける. 演習事例を通して,利用者への倫理的配慮(守秘義務・人権の尊重・権利擁護)を身につける. ソーシャルワーカーとして,他の機関や他職種との連携方法について説明できる. 視聴覚教材よりソーシャルワーカーの役割を学ぶ. |
授業計画
回 | 項目 | 内容 | 担当 |
---|---|---|---|
1-6. | 夏季集中講義(個人ワーク・グループワーク) | オリエンテーション(個人ワーク)自己覚知(グループワーク)ニーズを理解する(講義)ニーズ論(グループワーク)「うそ?ほんと?」,(個人・グループワーク)ビネットを使って | 竹内 |
7-12. | 〃 | 社会連関図作成,(個人・グループワーク)テーマ別統計資料調査・全体発表,ハイブリッド・ライフイベント表作成 | 〃 |
13-18. | 〃 | (個人・グループワーク)逐語記録を使って(グループワーク)車イス探索演習・全体発表 | 〃 |
19-24. | 〃 | (個人・グループワーク)ジェノグラムを使って,視聴覚教材を使って | 〃 |
25-27. | 〃 | (個人・グループワーク) 物語からソーシャルワークを学ぶ,「とらえ方」と「かかわり方」,HIV患者 | 〃 |
28-30. | 課題演習 | ジェノグラムの理解と作成 | 大下 |
31-33. | 〃 | エコマップの理解と作成 | 〃 |
34-36. | 〃 | 面接の位置と距離 | 〃 |
37-39. | 〃 | 自己理解 | 〃 |
40-42. | 〃 | 自他の価値観 | 〃 |
43-45. | 〃 | 面接の課題と対応 | 〃 |
46-48. | 〃 | 利用者の立場と理解 | 〃 |
49-51. | 〃 | ソーシャルワークの理解 | 〃 |
52-54. | 〃 | 〃 | 〃 |
55-57. | 〃 | 〃 | 〃 |
58-60. | 〃 | 〃 | 〃 |
61-63. | 〃 | 〃 | 〃 |
64-66. | 〃 | 〃 | 〃 |
67-69. | 〃 | 〃 | 〃 |
70-72. | 〃 | 〃 | 〃 |
73-75. | 〃 | 事実に基づいたソーシャルワーク演習 (高齢者福祉分野①) | 山下 |
76-78. | 〃 | 事実に基づいたソーシャルワーク演習 (高齢者福祉分野②) | 〃 |
79-81. | 〃 | 事実に基づいたソーシャルワーク演習 (高齢者福祉分野③) | 〃 |
82-84. | 〃 | 事実に基づいたソーシャルワーク演習 (障害者福祉分野①) | 〃 |
85-87. | 〃 | 事実に基づいたソーシャルワーク演習 (障害者福祉分野②) | 〃 |
88-90. | 〃 | 事実に基づいたソーシャルワーク演習 (障害者福祉分野③) | 〃 |
91-93. | 〃 | 事実に基づいたソーシャルワーク演習 (難病①) | 〃 |
94-96. | 〃 | 事実に基づいたソーシャルワーク演習 (難病②) | 〃 |
97-99. | 〃 | 事実に基づいたソーシャルワーク演習 (難病③) | 〃 |
100-102. | 〃 | 事実に基づいたソーシャルワーク演習 (更生保護制度①) | 〃 |
103-105. | 〃 | 事実に基づいたソーシャルワーク演習 (更生保護制度②) | 〃 |
106-108. | 〃 | 事実に基づいたソーシャルワーク演習 (更生保護制度③) | 〃 |
109-111. | 〃 | 事実に基づいたソーシャルワーク演習 (スクールソーシャルワーク①) | 〃 |
112-114. | 〃 | 地域を基盤としたソーシャルワーク演習 ① | 白山 |
115-117. | 〃 | 地域を基盤としたソーシャルワーク演習 ② | 〃 |
118-120. | 〃 | 地域を基盤としたソーシャルワーク演習 ③ | 〃 |
121-123. | 〃 | 実践モデル・アプローチに関する演習① | 〃 |
124-126. | 〃 | 実践モデル・アプローチに関する演習 ② | 〃 |
127-129. | 〃 | 実践モデル・アプローチに関する演習③ | 〃 |
130-132. | 〃 | 社会問題を基盤とした演習 ① | 〃 |
133-135. | 〃 | 社会問題を基盤とした演習 ② | 〃 |
136-138. | 〃 | 社会問題を基盤とした演習 ③ | 〃 |
139-141. | 〃 | 対象者別の演習 ① | 〃 |
142-144. | 〃 | 対象者別の演習 ② | 〃 |
145-147. | 〃 | 対象者別の演習 ③ | 〃 |
148-150. | 〃 | 事実に基づいたソーシャルワーク演習 (児童福祉分野①) | 上野 |
成績評価の方法
授業への出席状況,態度およびレポートにより総合的に評価する.評価は100点満点で60点以上を合格とする.
再試験
行わない.
教科書,参考書
社会福祉士 相談援助演習 (2009)
参考資料
適宜紹介する.
WEBページ
連絡先
白山(088-633-9241, shirayama@dent.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
羽田(0886622684, hada@dent.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
竹内(yu-take@dent.tokushima-u.ac(no-spam).jp)