宇宙栄養学特論
Space Nutrition
特任教授・東端 晃, 客員教授・松本 暁子, 教授・二川 健, 教授・武田 英二, 教授・中屋 豊, 教授・宮本 賢一, 教授・髙橋 章, 教授・酒井 徹, 准教授・奥村 裕司, 助教・平坂 勝也, 助教・真板 綾子, 肩書不明・近藤 茂忠
目的
近年国際宇宙ステーションが開発され,長期間の宇宙滞在が可能となってきた.宇宙環境は,無重力,放射線,閉鎖空間に特徴付けられる非常に特殊な環境であり,筋萎縮,骨粗鬆症など人体に大きな影響を与える.それゆえ,そのような作用を克服できる新しい栄養学が求められている.本講義は,JAXAとの大学院連携協定により行われるもので,JAXAからも特任教授,客員教授をお招きして,宇宙栄養学の重要性と宇宙栄養学者の養成を目的として行われる.
授業方法
目的が合致しているので,骨とカルシウムクラスターの教員とJAXAからの教員で講義をする.
計画
1. | The role of MBD4 in vitamin D and mineral metabolism |
2. | タンパク質-タンパク質間相互作用を標的としたインシリコ創薬 |
3. | 矯正的な歯の移動における骨改造現象 |
4. | 宇宙医学・栄養学入門 |
5. | 転写とエピゲノム制御の分子機構 |
6. | 宇宙環境を利用する生命科学 |
7. | 歯周病と骨代謝 |
8. | 骨形成と骨吸収における蛋白質リン酸化・脱リン酸化 |
9. | 不動や臥床に伴う廃用性筋萎縮の実態とその予防-脳卒中片麻痺患者を中心に |
10. | 骨のコラーゲン形成機構と生体材料の開発 |
11. | 骨粗鬆症とその合併症 |
12. | 宇宙医学ー宇宙に挑む生命の力 |
13. | TGF-beta signaling in bone metastases: implications for therapy |
14. | Treatment of Multiple Myeloma in 2010; are we closer to cure? |
15. | 宇宙医学とFlight Surgeon |
16. | 解剖学的ランドマークを用いた統計モデリングによる医用画像理解 |
17. | モデルマウスを用いた,シトリン(肝型mitochondrial aspartate/glutamate carrier)欠損症の病態解析と治療法の開発―糖質を嫌い,たんぱく質と脂質を好む特異な食癖の意味合い― |
18. | 骨吸収の分子メカニズムと骨代謝疾患治療戦略 |
19. | ゲノムから骨・関節疾患/結合組織疾患へ-ヒト遺伝学 (Human Genetics)を出発点とする疾患遺伝子の発見と分子病態の解明 |
20. | 脂肪滴の機能とその生成機構 |
連絡先
東端(連絡先未登録)
松本(連絡先未登録)
二川(nikawa@nutr.med.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
武田(088-633-7093, takeda@nutr.med.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 月曜日 午後5時ー6時
中屋(栄養学科棟302, 088-633-7090, yutaka-nakaya@nutr.med.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 火曜日 11時から14時の間
宮本(分子栄養学分野, 088-633-7081, miyamoto@nutr.med.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
髙橋(514室, 088-633-9428, akiratak@nutr.med.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
酒井(tohrus@nutr.med.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
奥村(yuushi@ier.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
平坂(088-63-9246, katsuya9@nutr.med.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
真板(088-633-9246, ayako-o@nutr.med.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
近藤(連絡先未登録)