2006年度 徳島大学 共通教育 教養科目群
EDB
歴史と文化 / History and Culture
比較文学
教授・安東 諒 2単位 前期 火(1・2) 全(全)
東洋と西洋の考え方の相違を文学を中心として思想や宗教の面も含めて考えてみたい.
現代の世界の紛争や混乱の因は,思想や宗教等において,東洋と西洋の考え方が根本的に相違していることにあるのではないだろうか? その相違を拙著『あわいのゆらぎ』を参考にしながら,考えてみたい.
東西の思想,東西の宗教,東西の文学,慈愛と寛容,あわいのゆらぎ(間の揺らぎ)
歴史と文化
自己の世界観を少しでも拡幅深化すること
1.授業内容は以下のとおり.二重カッコ内は参考書名.
2.志を持つこと―― 勤王の志士
3.あなたからどうぞ――『仏陀に還れ』
4.実体論の向こうへ――『バタイユ』
5.個と時代――『カフカ』
6.思想と宗教――『自分を生かす思想』
7.意識と存在――『照らし合う意識』
8.<われ―なんじ>――『テロルの現象学』
9.ZEN(禅)――『東洋的な見方』
10.東西の融合――『東西思想の超克』
講義
『あわいのゆらぎ』(拙著 東京図書出版会)
授業内容の理解度を見るために三週間に一度の小レポート提出と全体のまとめとしての大レポート(4000字以上)提出を課し,授業への取り組み方の姿勢等を勘案して総合評価する.
他学部,他大学学生も履修可能
→コンテンツサーバ (EDB/CMS)
安東(656-7115, ando@ias.tokushima-u.ac.jp)