2006年度 徳島大学 共通教育 教養科目群
EDB
歴史と文化 / History and Culture
平安時代の政治と社会
助教授・衣川 仁 2単位 後期 月(1・2) 全(全)
平安京への遷都以降,鎌倉幕府の成立までを「平安時代」と呼ぶ.この時代は,律令制という支配システムをもとに展開した古代から,そのシステムが崩壊に向いやがて武士の時代とも評される中世にかけて,大きな変動をみせる.こうした変動の中で,自ら変わることを余儀なくされた政治権力や社会勢力の動向をおさえ,彼らがいかに時代の波に対応しようとしたかについて考える.
9世紀末から11世紀にかけての政治の流れや支配構造,そして社会全般の変化について,史料にもとづいて講義する.
天皇,摂関,王朝国家
歴史と文化
平安時代における政治権力や社会の動きを把握し,その意味を考える.
1.ガイダンス
2.光孝擁立と藤原基経
3.敦仁立太子
4.寛平の治
5.時平と道真
6.延喜の国制改革
7.王朝国家
8.道真の怨霊
9.承平·天慶の乱
10.兵と僧の台頭
11.師輔の権勢
12.安和の変
13.花山天皇の出家
14.道長の世
15.学期末試験
16.総括
教科書は使用しない.参考書等は適宜紹介する.
学期末試験,但し平素の授業への取り組みも勘案します.
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