2006年度 徳島大学 共通教育 教養科目群
EDB
生活と社会 / Living and Society
国際協力論ー四国から世界へ 知って理解し動ける人にー
助教授・饗場 和彦 2単位 前期 火(9・10) 全(全)
社会に積極的に寄与する公共的なマインドを持ち,国際的な視野と知見,かつ四国·徳島の在住者として地域に根ざした視点も備えた人材が求められている.この授業では,「国際協力」というテーマを通してこうした人材の育成をはかる.
授業では,東京·中央と,四国·地方の両レベルにおける国際協力の取り組みについて,直接その実践者から話を聞き,知見と考察を深める.NGOや政府機関,国際機関などから毎回,異なるリソースパーソンを招く形で授業を進める.
生活と社会
国際協力の実際について知識を得,意義や課題について考察し,自らも行動する意欲を高める.
1.ガイダンス,イントロダクション(2回目以降の授業計画は仮予定.変更有り)
2.日本のODA(JICA四国,香川)
3.難民·避難民の実態と日本の難民政策(日本在住のアフガニスタン人,大阪)
4.国連による途上国支援の活動(UNDP日本事務所,東京)
5.NGOによる国際協力の意義と活動(ピースウィンズ·ジャパン,東京)
6.緊急人道支援と現場の活動(AMDA:アジア医師連絡協議会,岡山)
7.自治体,国際交流協会の取り組み(徳島県国際交流協会,徳島)
8.中国で植林事業を支援する活動(烏雲の森 沙漠植林ボランティア協会,徳島)
9.モザンビークでの平和構築支援の活動(えひめグローバルネットワーク,愛媛)
10.カンボジアでの女性の自立支援や教育支援の活動(セカンドハンド,香川)
11.中国·内蒙古での教育支援の活動(愛陽教育経済支援協会,徳島)
12.地雷除去の活動と装置の研究開発(地雷除去国際協力センター,高知)
13.ラオスでの教育支援の活動(香川国際ボランティアセンター,香川)
14.ザンビアでの医療支援の活動(TICO:徳島で国際協力を考える会,徳島)
15.地域発の国際協力の意義とそのネットワーク(四国NGOネットワーク,愛媛)
16.まとめと総括
特に指定しない.
期末のレポートと平常点(授業姿勢や出席状況)で評価する.おおむねレポート50%,平常点50%.
→コンテンツサーバ (EDB/CMS)
饗場(088-656-7186, aibak@ias.tokushima-u.ac.jp)
 オフィスアワー: オフィスアワー:火曜日15:00ごろから16:20ごろ(この時間以外でも在室時ならいつでも),研究室:総合科学部1号館2階北棟
JICA(国際協力機構)四国の協力を得て,今年度から開講される授業.毎回,多士済々でキャラクターの濃い人々が熱い話を伝える.授業の予定は変更の可能性有り.