2007年度 徳島大学 共通教育 教養科目群 |
EDB |
自然と技術 / Science and Technology |
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科学技術と人間 / Technology and Man |
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[旧カリキュラム] 授業科目名: 総合科目, 分野: 総合
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教授・石田 三千雄 2単位 前期 月(1・2) 全(全) |
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授業の目的 |
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科学技術は,今日の社会の基盤を形成し,われわれの生活になくてはならないものとなっている.しかし科学技術は自然や人間に対して破壊的な力を行使し,環境問題を始めとして多くの問題を引き起こしている.われわれは科学技術の人間学的・社会的基盤を踏まえた上で,科学や技術の研究基盤,科学者・技術者の責任,市民の関与の仕方などを論じ,科学技術を適切に行使する社会のあり方,人間の生き方を明らかにする. |
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授業の概要 |
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科学技術が人間本性に根ざし,近代合理性の大きな柱をなし,近代社会を形成してきたことをまず哲学的・思想的に明らかにしたうえで,現代の科学技術の倫理に関わる諸問題を考察する.科学倫理や技術倫理,科学者・技術者の責任,技術の文明論的考察,生命操作技術の倫理や生命倫理学の倫理性,科学技術と公共性,市民の関与,技術倫理の課題,技術倫理教育の現状などを論じる. |
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キーワード |
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科学技術,倫理,技術倫理,責任 |
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先行科目 |
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人間と生命 |
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関連科目 |
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人間と生命 |
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到達目標 |
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科学技術の思想的および社会的背景を理解でき,科学技術が現代社会の中で実際にどのように行使され,またどのような役割を果たしているかを自ら考えることができる. |
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授業の計画 |
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1. | はじめに―授業全体の説明 |
2. | 科学技術の基盤 |
3. | 科学倫理とは何か |
4. | 技術倫理とは何か |
5. | 人間と技術 |
6. | 現代文明と技術 |
7. | 現代社会の歴史的位置づけ |
8. | 現代科学技術の特徴 |
9. | 生命倫理学の倫理性 |
10. | 科学的認識の倫理性 |
11. | 科学技術者と市民 |
12. | 科学技術と合意形成 |
13. | 技術倫理が問われる現場 |
14. | 技術倫理教育の現状と課題 |
15. | 終わりに―授業のまとめ |
16. | 総括授業 |
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教科書 |
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石田三千雄他『科学技術と倫理』ナカニシヤ出版,2007年,1995円 |
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参考資料 |
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授業の中で適宜紹介する. |
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成績評価の方法 |
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学期末試験,レポート,授業への取組状況などを総合的に評価する. |
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WEBページ |
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→コンテンツサーバ (EDB/CMS) |
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連絡先 |
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石田(2328, 088-656-7147, mishida@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp) オフィスアワー:
水曜日 13時∼14時 |
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備考 |
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授業計画は一部変更があるかもしれません. |