2007年度 徳島大学 共通教育 基礎科目群
EDB
基礎物理学 / Basic Physics
基礎物理学f·力学概論 / Mechanics
教授・日置 善郎 2単位 後期 金(7・8) 工(知)
力学は現代科学の基礎である物理学の出発点である.この講義の目的は,その力学の基本的な構成をわかりやすく解説することである.
力学を記述するために必要なベクトルおよびその微分積分を整理し,力学の基礎である運動の法則を学ぶ.次にその応用を通じて理解を深め,力学的エネルギー保存則へと話を進める.続いて,角運動量とそれを土台とした惑星の運動を扱ったのち,より現実的な題材である多体系および剛体の力学の初歩を解説する.
ベクトル,運動の法則,運動方程式,運動量保存則,力学的エネルギー保存則,角運動量保存則,剛体
基礎数学自然と技術
基礎数学
1.運動方程式を理解し,その簡単な応用が出来るようになること.
2.運動量,力学的エネルギー,角運動量とその保存則について理解すること.
3.多体系および剛体の運動を扱う基本的な方法を理解すること.
1.物理量とベクトル
2.運動の法則
3.運動量保存則・力積
4.自由落下(空気抵抗のない場合)
5.自由落下(空気抵抗がある場合)
6.放物運動
7.単振動
8.仕事とエネルギー
9.偏微分と全微分
10.力学的エネルギー保存則
11.ベクトル積(外積)と角運動量
12.角運動量保存則
13.惑星の運動
14.多体系の力学
15.剛体の力学
16.期末試験
講義
テキスト(プリント)配布
小テスト,受講態度および期末試験を総合して評価する.
(工(知能情報)1年)
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予習・復習なしで全てが理解できるなどとは決して思わないこと.