| 2007年度 徳島大学 共通教育 基礎科目群 |
| EDB |
| 基礎化学 / Basic Chemistry |
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| 化学の基礎 |
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[旧カリキュラム] 授業科目名: 基礎化学, 分野: 基礎教育科目
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| 助教・阪間 稔 2単位 前期 金(15:30∼17:00) 医(放検) |
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| 授業の目的 |
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| 私たちの周りには化学物質が満ち溢れている.また,全ての物質が原子や原子が結合した分子で構成されている.これら物質について,その構造や性質の理解を深めるためには,私たちが化学的知識を持つことが不可欠である.この授業では,化学の基礎を学び,化学結合が物質の構造,反応,性質に直接関係していることを学ぶ.また,物質の状態変化や化学反応に伴うエネルギーや簡単な有機化合物の性質や特徴について学び,化学物質についての理解を深めることを目的としている. |
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| 授業の概要 |
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| 指定教科書を中心とした講義を行う.化学の基礎(原子の構造,化学結合,溶液,酸·塩基など),無機化学の基礎(周期表,各元素の各論),物理化学の基礎(物質の状態,化学反応とエネルギー,反応速度など),分析化学の基礎(分離分析法の各論,機器分析等),有機化学の基礎(炭化水素およびそれらの誘導体など)の講義をする.なお,講義は予習·復習を前提として行い,講義の理解度を確認するために小テストも数回行う. |
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| キーワード |
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| 原子,分子,元素,化学反応 |
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| 関連科目 |
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| 基礎物理学,基礎化学,基礎化学 |
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| 到達目標 |
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| 1. | 原子・分子の構造について理解すること. |
| 2. | 化学反応に伴うエネルギー収支について理解すること. |
| 3. | 化学反応における熱力学の基本法則について説明できるようになること. |
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| 授業の計画 |
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| 1. | 化学の基礎1 原子の構造,原子の電子配置,周期律,イオン化エネルギー,電子親和力 |
| 2. | 化学の基礎2 化学結合(イオン結合,共有結合,配位結合,金属結合) |
| 3. | 化学の基礎3 分子構造,混成軌道,分子の極性,電気陰性度,水素結合 |
| 4. | 化学の基礎4 溶液(溶解度,濃度,束一的性質) |
| 5. | 化学の基礎5 酸·塩基(定義,中和反応と加水分解,緩衝溶液) |
| 6. | 物理化学の基礎1 物質の状態,気体(気体分子の運動,理想気体,実在気体) |
| 7. | 物理化学の基礎2 状態の変化 液体と固体,状態の変化とエネルギー |
| 8. | 物理化学の基礎3 化学反応とエネルギー(内部エネルギー,熱力学第一法則,エンタルピー) |
| 9. | 物理化学の基礎4 熱力学第二法則(エントロピー,自由エネルギー,束縛エネルギー) |
| 10. | 物理化学の基礎5 反応速度(速度定数,反応の次数,半減期,活性化エネルギー) |
| 11. | 有機化学の基礎1 炭化水素(脂肪族炭化水素,芳香族炭化水素,異性体の分類,立体異性体) |
| 12. | 有機化学の基礎2 炭化水素の誘導体(有機ハロゲン化物,アルコール,フェノール,エーテル) |
| 13. | 有機化学の基礎3 炭化水素の誘導体(アミンとニトロ化合物,アルデヒドとケトン,カルボン酸) |
| 14. | 有機化合物の利用 |
| 15. | 試験 |
| 16. | 総括授業 |
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| 授業のタイプ |
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| 講義 |
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| 教科書 |
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| 教科書: 一般化学 H.G. Burman著 東京化学同人 1,800円 |
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| 成績評価の方法 |
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| 期末試験(60 %),小テスト(30 %),授業への取り組み(10 %)で評価する. |
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| 対象学生 |
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| 開講コース学生のみ履修可能 |
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| WEBページ |
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| →コンテンツサーバ (EDB/CMS) |
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| 連絡先 |
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阪間(電気系実習準備室, 088-633-9862, ) オフィスアワー:
毎週 金曜日 17時∼18時 電気系実習準備室(保健学科棟北側2階) |
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| 受講者へのメッセージ |
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| 授業で出てくる化学の専門用語は,化学における常識的なものであるので,予習·復習でよく理解すること. |