2007年度 総合科学部 人間社会学科 アジア研究コース 日本文化研究サブコース 学部課程 — 2年(前期), 3年(前期)
2007年度 総合科学部 人間社会学科 アジア研究コース アジア研究サブコース 学部課程 — 2年(前期), 3年(前期)
2007年度 総合科学部 人間社会学科 国際文化コース 文化情報サブコース 学部課程 — 2年(前期), 3年(前期)
EDB
日本文学基礎研究III (前期)
准教授・鳥羽 耕史 2単位
授業の目的
大阪万博公園の太陽の塔で知られる芸術家・岡本太郎と,評論家の花田清輝は,戦後間もなくから共に芸術運動を組織した盟友であった.この二人の残した作品・文章を読み解きながら,戦後日本の芸術運動について考察することを目的とする.
授業の概要
最初のガイダンスの後,トピックごとにいくつかの文章を事前に読んできてもらう.授業はそれを前提として行い,出席者には積極的な発言を求める.
キーワード
文学
先行科目
歴史と文化,日本文学基礎研究III (2006前期)
関連科目
日本文学演習III
受講者へのメッセージ
ガイダンスの際に詳細なシラバスを配布するので必ず出席のこと.毎回,授業時に発言を求めるので,必ず指定されたテクストを読んだ上で授業に臨むこと.
到達目標
1.戦後文化の流れや戦後文学についての知識を深める.
2.言語表現·言語分析の力を向上させる.
授業の計画
1.ガイダンス
2.戦後日本文学·文化概論
3.戦後日本の芸術運動について
4.前提1岡本太郎のパリ体験
5.前提2花田清輝の戦中戦後
6.二人の出会いから〈夜の会〉へ
7.〈夜の会〉の活動(1)
8.〈夜の会〉の活動(2)
9.〈綜合文化協会〉の活動
10.〈アヴァンギャルド芸術研究会〉の活動
11.〈世紀の会〉の活動(1)
12.〈世紀の会〉の活動(2)
13.岡本太郎の芸術大衆化
14.花田清輝の芸術大衆化論
15.レポート
16.まとめ
成績評価の方法
出席確認を兼ねた毎回の小レポート,授業内での質疑応答(予習の確認),授業内での議論への参加,期末レポートにより総合的に評価する.
教科書
教科書:岡本敏子・斎藤慎爾編『岡本太郎の世界』(小学館,1999年)2,940円.教材としてプリントを配布する.参考書は適宜指示する.
参考資料
鳥羽耕史「キャッチャー・岡本太郎」『國文學 特集:家族の肖像 岡本太郎・かの子・一平』(學燈社)2007年2月号
WEBページ
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連絡先
鳥羽(2326, toba@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
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