2007年度 総合科学部 人間社会学科 アジア研究コース 日本文化研究サブコース 学部課程 — 2年(前期), 3年(前期)
2007年度 総合科学部 人間社会学科 アジア研究コース アジア研究サブコース 学部課程 — 2年(前期), 3年(前期)
2007年度 総合科学部 人間社会学科 国際文化コース 歴史·社会サブコース 学部課程 — 2年(前期), 3年(前期)
EDB
日本史研究I
教授・桑原 恵 2単位
授業の目的
日本近世から近代にかけての思想史について講義する.思想史という分野では,思想を分析することから,その時代の人々の意識を明らかにし,その時代についての理解を深めることを目指している.今年度は,自己形成と地域,「公共社会」との関係について考察していきたい.
授業の概要
江戸時代後期の社会において,自己形成するための「地域」や「公共社会」との関わりについて,思想形成・歴史認識の観点から考察する.
キーワード
日本近世,明治初期,思想·文化,国民教化,政治運動
関連科目
日本史研究II
受講者へのメッセージ
史料を配布して,講義を進めるが,受講生の意見や質問も受けながら,講義を進めたい.積極的に講義に参加されることを期待する.
到達目標
近世から近代にかけての思想について史料に基づいて論証することを理解し,江戸時代の思想を通して,江戸時代についての理解を深める.
授業の計画
1.講義の論点と資料などの説明
2.中盛彬について
3.中盛彬の思想形成の動機について
4.中盛彬の思想の特徴 l
5.中盛彬の思想の特徴 ll
6.地域史の叙述とその内容 l
7.地域史の叙述とその内容 ll
8.地域史の叙述と「家」 l
9.地域史の叙述と「家」 ll
10.中盛彬の宇宙論
11.宇宙論と「地域」「家」「自己」
12.社会を宇宙からの視点で捉えること
13.自己形成と思想形成・宇宙論
14.江戸時代後期の豪農の思想とその意義 l
15.江戸時代後期の豪農の思想とその意義 ll
成績評価の方法
出席状況に加えて,平常点としての小テストを2回程度行い,期末テストの成績を合わせて,総合的な評価を行う.
教科書
教科書や参考書は,特に指定しない.講義に使用するプリントは適宜配布する.
WEBページ
→コンテンツサーバ (EDB/CMS)
連絡先
桑原(088-656-7157, megumi@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
 オフィスアワー: 前後期とも,水曜日11時50分∼12時50分