2007年度 総合科学部 人間社会学科 マルチメディアコース マルチ情報サブコース 学部課程 — 3年(前期)
2007年度 総合科学部 人間社会学科 マルチメディアコース アート情報サブコース 学部課程 — 3年(前期)
EDB
音楽学研究
教授・片岡 啓一 2単位
授業の目的
当授業では,主として日本の伝統音楽について民族音楽学的視点から講義する.ただそれと共に,(日本以外の)世界の諸民族の音楽についても可能な範囲で並行的に言及する.この授業を通じてわが国の伝統音楽についての造詣が深められると共に,現代の音楽文化を各自が再考するためのきっかけのひとつが与えられれば,私としては幸いであると考えている.
授業の概要
民族音楽学的観点に立った日本の伝統音楽並びに世界の諸民族の音楽についての講義(日本の伝統音楽の講義に重点を置く.)
キーワード
日本伝統音楽,世界の諸門族の音楽,音楽学,日本の古代から中世にかけての音楽,音楽鑑賞
先行科目
作曲法研究指揮法研究
関連科目
音楽学ゼミナール I音楽学ゼミナール II
受講者へのメッセージ
当授業は講義形式なので,受講者は受け身的になりがちであるが,できるだけ主体的かつ積極的な姿勢で授業に取り組んでほしい.なお,先行科目·関連科目はあくまでも参考程度なので,それに束縛される必要はない.
到達目標
日本の伝統音楽並びに日本以外の世界の諸民族の音楽についての造詣を深め,多様な音楽文化に対する認識を広める.
授業の計画
1.上記に述べた内容を具現するために,講義的説明に加えて,A.V.機器を使用して鑑賞も行う.
2.1-3週目 授業の趣旨説明と,日本の伝統音楽研究のための文献類の紹介.
3.4-6週目 古代から現代に至る日本伝統音楽の歴史の概説.
4.7-10週目 古代の日本の音楽.
5.11-15週目 中世の日本の音楽.16週目は試験のかわりにレポートを提出.
6.近世以降の日本の音楽については,時間的な関係で細かい言及はできない.なお,上述したように,3.∼4.の講義の時間帯では毎回並行して(日本以外の)世界の諸民族の音楽についても言及する.
成績評価の方法
試験は行わず,レポートを提出することによって単位を出す.レポートは提出期限を厳守すること.成績評価には,授業への取り組み姿勢などに基づく平常点も当然加味される.
対象学生
3年次以上
教科書
この授業では教科書等は使用しない.
WEBページ
→コンテンツサーバ (EDB/CMS)
連絡先
片岡(201, 088-656-7161, kataoka@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
 オフィスアワー: 前期 木曜日の昼休み
備考
平成19年度は,前期·火曜·1-2講時に開講.