2007年度 総合科学部 人間社会学科 法律経済コース 学部課程 — 3年(前期)
EDB
産業経済論I
准教授・矢野 剛 2単位
授業の目的
経済原論I ·II のミクロ経済学講義の後を受けて,近年発展が著しい企業行動とその社会的帰結についてのミクロ経済学分析を講義する. 完全競争モデルから新しい産業組織論までの橋渡しをすることが目的である.
授業の概要
応用ミクロ経済学
キーワード
ミクロ経済学,企業行動,産業経済論,戦略的行動,情報の非対称性
先行科目
経済原論I経済原論II金融論I
関連科目
経済原論I経済原論II金融論I
受講者へのメッセージ
本講義は経済原論I·II(ミクロ経済学)と内容的に深い関連をもっており, 経済原論I ·II を既に履修しているか同時に履修することが望ましい. また授業理解のために必要と思われる,トピックスについては,経済原論I·IIの内容を一部復習することもある.
到達目標
学部レベルミクロ経済学の標準的な理解と活用ができること
授業の計画
1.<前期>完全競争からの逸脱
2.0. 最低限必要な数学の復習
3.1. 経済学の基本構想-生産技術条件·主体的均衡·社会的均衡
4.2. 生産技術条件
5.3. 完全競争の主体的均衡と社会的均衡
6.4. 独占の主体的均衡と社会的均衡
7.5. ゲーム論の基礎
8.残りのトピックスは<後期>へ
成績評価の方法
基本的に期末テストの成績によるが,経験上授業に最後までついて,こられるどうかが実質的な合否のポイントになっているようである.
対象学生
学部3·4年生
教科書
教科書長岡貞男·平尾由紀子著『産業組織の経済学』日本評論社
参考資料
適宜練習問題を含むレジュメを配布します.
WEBページ
→コンテンツサーバ (EDB/CMS)
連絡先
矢野(2221, 088-656-7182, yano@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
 オフィスアワー: 毎回,授業の最後10分間ほどを個人質問の時間に充当し, 受講生の消化不良を防ぐ対策とする予定である.
備考
この産業経済論Ⅰは,後期の産業経済論Ⅱと一体性が強いので,産業経済論Ⅱも併せて受講して欲しい.