2007年度 総合科学部 人間社会学科 人間行動コース ウェルネス行動科学サブコース 学部課程 — 3年(後期) 2007年度 総合科学部 人間社会学科 人間行動コース 心理学サブコース 学部課程 — 3年(後期) |
| EDB |
| バイオメカニクス |
| 准教授・佐竹 昌之 2単位 |
| 授業の目的 |
| 身体運動の「からくり」を解明する |
| 授業の概要 |
| バイオメカニクスという学問は生理学,解剖学,力学 (物理学) の知見を参考にして,身体運動 (力強い動き,巧みな動き,効率的な動きなど) の仕組みを解析する学問です.これらの仕組みがわかると,スポーツの技術の習得や指導などに役に立ちますし,スポーツをみる場合でも違った観点からスポーツを楽しむことができるでしょう. この授業の前半では,バイオメカニクスの基礎的な知識 (力学を中心に) の理解を目的とします.そして,後半では,前半で理解した知識を用い,基礎的運動 (走,跳,投など) について,その「からくり」を解説し,あわせて運動技能トレーニングについても考えてみます. |
| キーワード |
| 身体運動,運動技術,運動力学 |
| 先行科目 |
| 解剖学概論,人体構造機能学 |
| 関連科目 |
| 行動制御論,健康運動指導論,運動生理学実験実習,解剖学概論 |
| 受講者へのメッセージ |
| 数学や物理学が不得意な方でも理解できるように授業を進めていきます. |
| 到達目標 |
| 1. | バイオメカニクスの基礎となる筋収縮特性や筋·骨格の解剖学的知識を理解する. |
| 2. | 力学用語の使い方になれる. |
| 3. | 並進·回転運動における力学的法則について,身体運動と関連づけて理解する. |
| 4. | 運動の力学的エネルギーと効率について理解する. |
| 5. | 走·跳·投などの基本的運動についてバイオメカニクスの観点からその動きの特徴を理解する. |
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| 授業の計画 |
| 1. | スポーツ·バイオメカニクスとは何か |
| 2. | スポーツ·バイオメカニクスの基礎 (生理学·解剖学) |
| 3. | 運動の3法則 (ニュートンの法則) ·質量と重量 |
| 4. | 力の働かせ方 (運動量,力積など) |
| 5. | 慣性モーメント |
| 6. | 回転運動 (慣性モーメント,角運動量,ジャイロ効果など) |
| 7. | 流体力学 (流体抵抗,揚力,マグヌス効果など) |
| 8. | 運動の力学的エネルギーと効率 |
| 9. | 基本的運動のバイオメカニクス (歩く) <レポート> |
| 10. | 基本的運動のバイオメカニクス (走る) <レポート> |
| 11. | 基本的運動のバイオメカニクス (高く跳ぶ) <レポート> |
| 12. | 基本的運動のバイオメカニクス (遠く跳ぶ) <レポート> |
| 13. | 基本的運動のバイオメカニクス (投げる) <レポート> |
| 14. | 基本的運動のバイオメカニクス (打つ·蹴る) <レポート> |
| 15. | 基本的運動のバイオメカニクス (泳ぐ) <レポート> |
| 16. | 定期試験 |
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| 成績評価の方法 |
| 基礎的な知識 (目標の1∼4)は定期試験(持ち込み不可)の結果で (50%) ,応用的な分野(目標の5)についてはレポートの結果 (50%) による総合評価を行います. |
| 対象学生 |
| 他学科学生も履修可能 |
| 参考資料 |
| 補助教材(印刷資料)を使用します.第3回目の授業時に配布します. |
| WEBページ |
| →コンテンツサーバ (EDB/CMS) |
| 連絡先 |
佐竹(3119, 088-656-7212, satake@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp) オフィスアワー:
火曜日:16時30分∼17時30分 |