2007年度 総合科学部 自然システム学科 数理·情報コース 数理科学サブコース 学部課程 — 3年(後期)
EDB
代数学特論
教授・片山 真一 2単位
授業の目的
数学の理論が身に付くためには,色々な問題をじっくり考えて解くことが大事である.この講義では,代数的構造について,中でも群を中心に,環,体の基本について演習を行う.
授業の概要
代数学演習
キーワード
代数学演習
先行科目
代数学I
関連科目
代数学II
受講者へのメッセージ
代数学の基礎的な知識を有した上で演習にのぞむことが望ましい.毎回の演習のレポート提出状況と提出内容で評価するので欠かさず出席してレポートを提出することが望まれる.
到達目標
抽象代数構造の基本と定理を理解して,初等的な問題を自分で解ける.
授業の計画
1.整数の整除(1週)
2.ユークリッド互助法(2週)
3.中国剰余定理(3週)
4.群の例と基本性質(4-5週)
5.部分群と正規部分群(6-7週)
6.置換群と共役類分解(8-9週)
7.環の例と基本性質(10-11週)
8.整数環(12週)
9.多項式環(13週)
10.行列環(14週)
11.体の例(15週)
12.総括および大学院入試の演習(16週)
成績評価の方法
レポートの内容による平常点により評価する.期末試験は行わないので注意すること.
教科書
参考書 平松豊一 「応用代数学」 裳華房,松坂和夫 「代数系入門」 岩波書店
WEBページ
→コンテンツサーバ (EDB/CMS)
連絡先
片山(1304, 656-7228, katayama@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
 オフィスアワー: 火曜日 14時半∼16時 (後期)
備考
隔年開講(本年度開講せず)