| 2007年度 人間·自然環境研究科 自然環境専攻 修士課程 選択科目 物質科学 — 1年(後期), 2年(後期) |
| EDB |
| 物性科学特論演習(固体物理·強相関電子物性) |
| 准教授・真岸 孝一 2単位 |
| 授業の目的 |
| 我々の回りを取り巻いている多くの固体物質の物性には,様々な異常が現れる.その多くは,電子(特に d,f 電子)同士が互いに強く相互作用することにより,物質中で特異に振舞うことに起因しており,その解明は固体物理学上重要である.本講義では,磁性や超伝導などの特異な物性を示す具体的な系を紹介し,それら現象がどのように理解されるかについて概説し,関連する演習を行う. |
| 授業の概要 |
| 固体物理·強相関電子物性 |
| キーワード |
| 磁性,超伝導,核磁気共鳴,高温超伝導体,低温 |
| 関連科目 |
| 物性科学特論演習(固体物理·低温電子物性),物性科学特論演習(固体物理·構造物性),物性科学特論演習(固体物理·計測法) |
| 受講者へのメッセージ |
| 講義は,受講生によるゼミナール形式を中心に進める予定.隔年開講,今年度開講. |
| 到達目標 |
| 強相関電子物性に関する知見を深める. |
| 授業の計画 |
| 1. | 序論,磁性の分類 |
| 2. | 局在スピン系磁性I |
| 3. | 局在スピン系磁性II |
| 4. | 遍歴電子系磁性I |
| 5. | 遍歴電子系磁性II |
| 6. | 局在スピンと伝導電子の相互作用による磁性I |
| 7. | 局在スピンと伝導電子の相互作用による磁性II |
| 8. | 磁性の測定方法 |
| 9. | 超伝導の基礎I |
| 10. | 超伝導の基礎II |
| 11. | BCS理論I |
| 12. | BCS理論II |
| 13. | 超伝導の測定方法 |
| 14. | 強相関電子系のトピックスI |
| 15. | 強相関電子系のトピックスII |
| 16. | 総括授業 |
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| 成績評価の方法 |
| ゼミナール形式の講義における発表および質疑応答を中心に評価する. |
| 対象学生 |
| 開講コース学生のみ履修可能 |
| 教科書 |
| 参考書は適宜紹介する. |
| WEBページ |
| →コンテンツサーバ (EDB/CMS) |
| 連絡先 |
真岸(総合科学部3号館1N09, 088-656-7230, magishi@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp) オフィスアワー:
木 12:00∼13:00(これ以外に随時,教官室に居ればできるだけ対応します.),3号館 1N09,magishi@ias.tokushima-u.ac.jp |
| 備考 |
| 隔年開講,今年度開講せず. |