2007年度 総合科学部 人間社会学科 アジア研究コース 日本文化研究サブコース 学部課程
2007年度 総合科学部 人間社会学科 アジア研究コース アジア研究サブコース 学部課程
EDB
日本文学演習Ⅰ
教授・原水 民樹 4単位
授業の目的
中世の説話集のひとつ『続古事談』について,註釈作業を基盤として,その作品世界の特質を探ることを目的とする.
授業の概要
続古事談の第五(諸道)を冒頭より註釈作業を基盤としつつ,各話の分析·調査を行う.授業は演習形式で,時間毎に,担当となった受講生が事前に資料を作成し,それに基づきながら発表し,全員で討議する形で進める.
キーワード
伝承,説話集,続古事談,注釈,鎌倉時代
先行科目
日本言語基礎研究II,日本文学基礎研究II日本史基礎研究II
関連科目
日本史演習II,日本言語演習II,日本文学演習II
受講者へのメッセージ
辞書類その他多くの史資料を幅広く調査することが要求される.演習を担当する学生は資料を作成して授業に臨まなければならない.具体的な方法については,最初の数時間を用いて説明する.
到達目標
続古事談の作品世界を知るとともに,説話文学研究の方法を体得する.
授業の計画
1.解説
2.待賢門院,法金剛院を建立
3.基俊,句題を書くこと
4.雅忠の夢想
5.雅忠の療治
6.医道·薬のこと
7.相人のこと1
8.相人のこと2
9.陰陽師のこと
10.舞のこと1
11.舞のこと2
12.舞のこと3
13.楽器のこと1
14.楽器のこと2
15.楽器のこと3
16.まとめ(レポート)
成績評価の方法
演習形式の授業を根幹とし,それらについての評価及び期末のレポートに受講姿勢を勘案して行う.
教科書
播磨光寿他編『続古事談』(おうふう)2625円
WEBページ
→コンテンツサーバ (EDB/CMS)
連絡先
原水(1棟3階中棟2322, 088-656-7113, haramizu@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
 オフィスアワー: 水曜日14時30分∼15時30分