2007年度 総合科学部 学部課程 — 1年
EDB
現代GP環境教育プログラムI
教授・三好 德和 2単位
授業の目的
本学の教育目的である地域創生総合科学における人材養成に資するため,徳島県における環境教育の充実を図り,「単なる知識の取得や理解にとどまらず,自ら行動できる人材,即ち人間と環境との関わりについての正しい認識に立ち,自らの責任ある行動をもって持続可能な社会づくりに主体的に参画できる人材」の育成を目的とします.
授業の概要
地域再生・経済活性化のためには,インフラの整備や企業活動が不可欠であるが,それによって引き起こされる環境破壊は深刻な問題である.徳島県民が愛する母なる吉野川は,良質で豊富な水量を湛え,豊饒な恵みを我々に与えている.しかし,水源である山地は,放置された状態となっている所が多く,下流域である徳島・鳴門市内の河川の水質悪化は大きな問題である.そこで,本取組では対象を吉野川流域に俯瞰的に焦点を当て,豊かな自然環境保全と持続可能な地域発展が共存共栄するために,地域と連携した適切な環境アセスメントを行うことができる人材を育てる環境教育を展開する.即ち,単なる知識の取得や理解にとどまらず,人間と環境との関わりについての正しい認識に立ち,自らの責任ある行動をもって持続可能な社会づくりに主体的に参画できる人材(市民・NPOの育成,環境行政に携わる人材,企業の環境活動に携わる人材等)を育成する.その一環として,現代GP科目として「環境科学教育フォーラムin徳島」を年4回開催する.フォーラム開催に際し,事前授業を行いフォーラムに参加し,課題に即したレポートを提出してもらいます.
キーワード
環境科学,持続可能な開発,官産学市民協働
先行科目
大学と社会科学と人間健康と福祉
関連科目
現代GP環境教育プログラムII
受講者へのメッセージ
4回すべての「環境科学教育フォーラムin徳島」に参加することが必修です.日程は未定ですので掲示に気をつけてください.
到達目標
自然環境と開発の共存共栄に心を配ることができる様になること
授業の計画
1.平成19年度第1回(6月実施予定);「吉野川河川事業―くらしの水と吉野川が育てた産業―」
2.平成19年第2回(9月実施予定); 「吉野川流域の豊かな自然
3.平成19年度第3回(11月実施予定); 「吉野川に刻まれた文化と歴史2」
4.平成19年度第4回(2月実施予定); 「吉野川における環境共生型川作づくり」
成績評価の方法
出席と課題レポートにより評価
対象学生
他学部,他大学学生も履修可能
WEBページ
→コンテンツサーバ (EDB/CMS)
連絡先
三好(総合科学部3号館北棟2階 2N03, 088-656-7250, miyoshi@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)