2008年度 徳島大学 共通教育 教養科目群 — 毎年(前期)

歴史と文化 / ドイツの伝説と英雄叙事詩

History and Culture / German Legend and Heroic Epic

平成19年度以前の授業科目:『歴史と文化 / ドイツの伝説と英雄叙事詩』

平成16年度以前 (医保は17年度以前) の授業科目:『外国文学 / ドイツの伝説と英雄叙事詩』

教授・石川 榮作

2単位

 月(3・4) 全(全)

授業の目的

ドイツ文学作品に触れることによって,豊かな人間性を培うことを目的とします.

授業の概要

ドイツ中世英雄叙事詩の傑作『ニーベルンゲンの歌』を徹底的に分析しながら,作品構造の特質を考察するとともに,さらには中世以降の諸作品にも触れることによって,『ニーベルンゲンの歌』の意義と魅力を探っていきます.

キーワード

ドイツ文学,ニーベルンゲンの歌,ニーベルンゲン伝説,英雄叙事詩,ワーグナー

受講者へのメッセージ

芸術作品に親しむ心のゆとりがほしいものです.そういう心のゆとりこそ創造の源です.文学を大いに楽しんでください.

到達目標

1.『ニーベルンゲンの歌』の作品構造の特質を理解し,その作品の意義と魅力を文章で表現することができる.

授業の計画

1.オリエンテーション(文学の必要性)
2.序および第一章 ドイツ中世叙事詩としての『ニーベルンゲンの歌』の成立
3.第二章『ニーベルンゲンの歌』前編 (ジーフリトの暗殺)(1)
4.第二章『ニーベルンゲンの歌』前編(ジーフリトの暗殺)(2)
5.第二章 『ニーベルンゲンの歌』前編(ジーフリトの暗殺)(3)
6.第三章 『ニーベルンゲンの歌』後編(クリエムヒルトの復讐)(1)
7.第三章 『ニーベルンゲンの歌』後編(クリエムヒルトの復讐)(2)
8.第三章 『ニーベルンゲンの歌』後編(クリエムヒルトの復讐)(3)
9.第四章 悲劇の二重構造
10.第五章 ニーベルンゲン伝説の受容(1)
11.第五章 ニーベルンゲン伝説の受容(2)
12.第五章 ニーベルンゲン伝説の受容(3)
13.第五章 ニーベルンゲン伝説の受容(4)
14.結び
15.総括授業
16.定期試験

成績評価の方法

授業への取り組み(50%)と筆記試験(50%)によって評価します.

再試験の有無

教科書

石川栄作著『ニーベルンゲンの歌』を読む (講談社学術文庫)2001年 1100円

補助教材として適宜プリントを配付します.

連絡先

石川(088-656-7142, ishikawa@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 毎週 火曜日 15時∼16時 石川研究室 (総合科学部1号館)