2008年度 徳島大学 共通教育 基礎科目群 — 毎年(前期)

基礎生物学 / 基礎生物学DⅠ

Basic Biology / Basic Biology

平成19年度以前の授業科目:『基礎生物学 / 基礎生物学DⅠ』

平成16年度以前 (医保は17年度以前) の授業科目:『基礎生物学 / 基礎生物学DⅠ』

教授・北村 清一郎, 教授・野間 隆文, 准教授・山下 菊治, 講師・三好 圭子

1単位

 金(1・2) 歯(歯)

授業のタイプ

講義

授業の目的

歯学部学生が2年次後期以降に受講する必修専門基礎科目は,理工学を除き,全てが生物学関連科目(解剖学,生理学,生化学,病理学,細菌学,薬理学)である.本講義は後期に開講している基礎生物学DIIと一体で,歯学部学生が専門基礎科目を履修する際に必要な生物学の基礎知識を修得させることを目的とする

授業の概要

細胞の構造と進化(北村):動物細胞の構造と機能を概説する.また,原核細胞から真核細胞への進化の過程と意義についても解説する.生体成分と生体維持(野間):主として真核細胞の構成成分とその役割,および生体の機能維持に不可欠なエネルギー代謝について概説する. 酵素の働き(三好):タンパク質の構造,酵素の一般的性質,酵素反応の種類,および酵素活性の調節機構について概説する.生体膜と細胞骨格(山下):生体膜と細胞骨格の構造と機能について概説する.

キーワード

生命のしくみ,細胞の構造,細胞の機能,遺伝子,タンパク質

受講者へのメッセージ

入学試験で生物学を選択しなかった学生は,全学共通教育の教養科目群で生物学の基本事項を学ぶこと,が強く求められる.

到達目標

1.細胞の構造と機能の概略が説明できる.
2.細胞の進化の過程と意義を理論的に考察できる.
3.生体成分の役割と生体内での化学反応についての概略が説明できる.
4.タンパク質の立体構造と分子進化に関する理論的考察ができる.
5.生体膜の構造と機能の概略が説明できる.
6.細胞骨格の構造と機能の概略が説明できる.

授業の計画

1.1章 生命と細胞
2. 〃
3. 〃
4.2章 多細胞の生命
5.3章 生体を構成する物質
6. 〃
7.5章 生体エネルギーの原則
8. 〃
9.4章 タンパク質の構造と機能
10. 〃
11. 〃
12. 〃
13.6章 生体膜と物質の輸送
14. 〃
15.12章 細胞骨格と運動
16.試験

成績評価の方法

筆記試験と出席率で評価する.本試験の結果が極端に悪い場合は再試験となる.

再試験の有無

有(1回)

教科書

中束美明著 『生命の科学 細胞の分子的理解』 培風館

教科書は最初の講義の直前に歯学部の講義室前で発売される.1,900円

必要に応じてプリントを配布する.

連絡先

北村(口腔顎顔面形態学分野教授室, 088-633-7319, kitamura@dent.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 前期:金曜日 12時∼13時 歯学部4階北側中央(口腔顎顔面形態学分野)
野間(088-633-7325, ntaka@dent.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 前期:金曜日 12時∼13時 歯学部5階南側病院寄り(分子医化学講座)
山下(088-633-9120, kikuji@dent.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 前期:金曜日 12時∼13時 歯学部4階北側中央(口腔顎顔面形態学分野)
三好(088-633-7326, miyoshi@dent.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 前期:金曜日 17時∼18時 歯学部5階南側病院寄り(分子医化学講座)