ドイツの文学
目的
ドイツ文学を専門とする三人の教官が,それぞれ下記のテーマで作者の生涯や作品などを論じていく.いろいろな作品に出会い,それらを実際に読むことで,教養を高め,豊かな人間性を培うことを目的とする.
概要
ドイツ文学入門
キーワード
ニーベルンゲンの歌,ワーグナー,啓蒙主義,シュトゥルム·ウント·ドラング,ロマン主義
関連科目
ドイツ言語文化研究I (その1),ドイツ言語文化研究I (その2),ドイツ言語文化研究I(その3),ドイツ言語文化研究I(その4)
注意
共通教育のドイツ語入門を履修していることが望ましいが,作品紹介などには主に翻訳を使うので,未履修者も受講不可能ではない.
目標
1. | ドイツ文学の傾向を知るとともに,少なくとも一つの作品を実際に読み,それについて考えたことを文章化する. |
計画
1. | 石川ーーニーベルンゲン文学の系譜 1)ドイツ文学史概観 |
2. | 2)中世英雄叙事詩『ニーベルンゲンの歌』前編 |
3. | 3)中世英雄叙事詩『ニーベルンゲンの歌』後編 |
4. | 4)ワーグナーの楽劇『指環』-----『ラインの黄金』と『ワルキューレ』 |
5. | 5)ワーグナーの楽劇『指環』-----『ジークフリート』と『神々の黄昏』 |
6. | 井戸ーー18~19世紀の作家たちとその作品1)啓蒙主義 |
7. | 2)シュトゥルム・ウント・ドラングと古典主義 |
8. | 3)ロマン主義 |
9. | 4)ロマン主義(続) |
10. | 5)ロマン主義以降 |
11. | 依岡-----20世紀のドイツ文学1)20世紀初頭のモダニズム,特に表現主義について |
12. | 2)カフカやムージル,トーマス·マン,ヘッセなどの作品紹介 |
13. | 3)ブレヒトやベンヤミンなどの新しい文学観の紹介 |
14. | 4)第二次世界大戦の文学動向の紹介 |
15. | 5)ツェランやハインリヒ·ベル,ギュンター·グラスなどの作品紹介 |
16. | 定期試験(レポート提出) |
評価
授業への取り組みと三人の教員のレポートによる.
再評価
行わない.
教科書
テキストとしては適宜プリントを配付する.
参考文献 石川栄作著『ニーベルンゲンの歌』を読む (講談社学術文庫)
連絡先
石川(088-656-7142, ishikawa@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 火曜日 15時-16時
井戸(ido@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 火曜日14時30分から16時まで
依岡(1308, 088-656-7143, yorioka@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 火曜日 12時~13時 依岡研究室(総合科学部1号館)