ドイツ言語文化研究I (その1)
教授・石川 榮作
2単位
目的
ドイツの作曲家で,同時に作家であるリヒャルト·ワーグナー(1813-83)は後世の諸芸術に多大の影響を及ぼした.本授業科目はこのワーグナーの楽劇『ニーベルングの指環』四部作のうち,『ラインの黄金』をドイツ語の原典で講読するとともに,ビデオを使ってオペラをも鑑賞することによって,教養を高め,豊かな人間性を培うことを目的とする.
概要
ドイツ·オペラの講読と鑑賞
キーワード
ドイツ文学,ワーグナー,楽劇,ニーベルンゲン伝説,北欧神話
先行科目
注意
ドイツ語のテクストを講読しながら授業を進めるので,共通教育のドイツ語入門·初級を履修していることを原則とする.
目標
1. | ドイツ語辞典を用いてワーグナーの台本を読むことができ,オペラそのものを楽しむことができることを到達目標とする. |
計画
1. | 楽劇『ニーベルングの指環』四部作――『ラインの黄金』,『ヴァルキューレ』,『ジークフリート』及び『神々の黄昏』――は,ワーグナーのライフワークとも言うべき作品である.2007年度前期はその一作目の作品『ラインの黄金』の台本を毎回少しずつじっくりと読み,同時にビデオでオペラそのものを鑑賞する.前期の授業計画は次の通りである. |
2. | 1)ワーグナーの生涯と作品 (2回) |
3. | 2)『ラインの黄金』講読 (12回) |
4. | 3)『ラインの黄金』全四場を鑑賞 (2回) |
評価
授業への取り組み(50%)と期末試験(またはレポート)(50%)による.
再評価
行わない
教科書
対訳プリント(石川訳)を配付する.
連絡先
石川(088-656-7142, ishikawa@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 毎週 火曜日15時∼16時
備考
この授業科目は8単位まで履修することができます.(その1)と(その2)は来年度開講予定,(その3)と(その4)は2008度開講です.