2008年度 総合科学部 人間社会学科 国際文化コース 哲学·思想サブコース 学部課程 — 2年(前期)

2008年度 総合科学部 人間社会学科 国際文化コース 歴史·社会サブコース 学部課程 — 2年(前期)

2008年度 総合科学部 人間社会学科 国際文化コース 文化情報サブコース 学部課程 — 2年(前期)

哲学思想基本研究I (その1)

准教授・山口 裕之

2単位

目的

井山弘幸・金森修『現代科学論』新曜社を読み,科学史や科学哲学の考え方を学ぶ.

概要

『現代科学論』を毎回2章ずつ読んできてもらい,担当者に内容・関連する知識・議論すべき論点などを発表してもらう.担当者以外の参加者は,それを受けて討論する.

キーワード

科学と哲学,哲学

注意

たくさん本を読むこと.毎回の授業で,関連する文献を紹介します.また,研究書の巻末には参考文献が掲載されています.それらを入手し,読み,報告すること.一ヶ月にどんなに少なくとも1冊,できれば週に1冊のペースで読むこと.

目標

1.科学史・科学哲学に対する基礎的な知識を身につける.
2.自ら哲学的に思考する技術を身に付ける.

計画

1.イントロダクション
2.サイエンティスト・科学革命1
3.科学革命2・科学者集団
4.サイエンスギャップ・科学的合理性
5.二つの文化・実験と観察
6.逸脱する科学・科学的ユーモア
7.科学的発見・科学論文
8.境界設定主義・サイエンスイメージ
9.サイエンスウォーズ・科学の人類学
10.科学の公衆的理解・テクノロジーの思想
11.器に住み着く知性・人間以外
12.サイボーグの彼方へ・サイバースペースの英雄
13.バイオポリティクスの騒乱・差別の知
14.フェミニズム科学論・エコフェミニズム
15.エコロジーの闘争・原子力の文化政治学
16.まとめ

評価

担当を分担して報告すること,3分の1以上の欠席をしないことが必要条件.報告の内容や発表の様子,議論への参加,学期末のレポートで総合的に成績評価する.

再評価

なし.

教科書

井山弘幸・金森修『現代科学論』新曜社

連絡先

山口(総合科学部1号館南棟2F, 088-656-7615, yamaguti@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 木曜12:00-13:00