2008年度 総合科学部 人間社会学科 マルチメディアコース 学部課程 — 2年(前期)

アーツ·アンド·テクノロジー論

Arts and Technology

教授・石井 健二

2単位

目的

情報化の進展によって芸術表現のあり方や見方,そして表現手法も大きく変わりつつある.そこで本講義では,人類発生時のイメージの定着方法からコンピュータの普及にともなう新しいメディアを駆使した表現の可能性を含めて考察する.そして芸術表現についての関心を呼び起こし,その基礎知識を提供することにより,現代のマルチメディア社会に適合できる人材養成を図ることを目的とする.

概要

芸術作品の制作を通して,作品の保存·修復·管理及び展示方法について考察する.

キーワード

視覚表現,古典技法

注意

受講条件:前期開講.映像デザイン表現研究を受講することが望ましい. 講義はマルチメディアB棟1階 講義・実習室にて行なう.

目標

1.表現された作品の展示と保存·修復に関する知識を身に付ける.

計画

1.芸術作品に関する表現について,時代背景を追いながら考察し,主な表現技法についてはワークショップ(制作実習)を交えながら,技法の解明を行う.
2.受講者による発表を中心に授業を進める
3.デザイン処理について
4.壁画·絵画·版画·染織·映像·総合芸術について
5.イメージの定着方法について
6.版画エッチング技法について
7.リトグラフ技法について
8.シルクスクリーン技法について
9.壁画フレスコ画技法について
10.染色,型染め技法について
11.カリグラフィー模写実習
12.コンサベーションについて
13.マルチメディアを利用した総合芸術の可能性
14.コンピュータによる表現の現状と今後の可能性
15.総括授業
16.レポート提出

評価

課題と期末レポート及び,授業への取り組み状況などをもとに総合的に評価する.

再評価

行わない.

教科書

講義の中でテーマ毎に紹介する.

参考資料

講義の中で配布する.

連絡先

石井(マルチB-203, 088-656-7165, ishii@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 木曜日 昼休み

備考

1.平成20年度 前期開講.
2.平成20年度は,金5·6講時開講.