2008年度 総合科学部 人間社会学科 マルチメディアコース 学部課程 — 2年(前期)

美術史特講

教授・平木 美鶴, 徳島県立近代美術館・友井 伸一

2単位

目的

ルネサンス以降の西欧を中心とした美術の歴史の流れをたどりながら,現代の芸術的展開へとつながる「近代芸術」の成立と発展を考える.

概要

近代絵画史

キーワード

絵画,歴史,美術

先行科目

美術概論

注意

徳島県立近代美術館の展覧会(特別展または所蔵作品展)に足を運び,実際の作品を前にして行う授業も予定.現地集合で観覧料が必要.

目標

1.西洋美術の流れについて見取り図を把握し,美術の意義や価値を客観的に見極める視点を身につけるとともに,美術における「近代性」についての理解を深める.

計画

1.美術史とは?絵の言葉を読む
2.ルネサンス 遠近法を中心に
3.バロックを中心に 様式とは
4.ジャンルについて その1 17-18世紀を中心に
5.ジャンルについて その2 17-18世紀を中心に
6.18世紀末から19世紀 近代とは ゴヤ,新古典主義,ロマン主義
7.写実主義からマネへ 印象派前夜
8.印象派 外から中へ
9.ゴーギャンとナビ派,世紀末,中から外へ
10.ゴッホと表現主義,フォーヴィスム 中から外へ
11.セザンヌとキュビスム,抽象 自律する絵画
12.ダダ,シュルレアリスム
13.戦後 アンフォルメル,反芸術,ポップアートからコンセプチュアル,その後
14.徳島県立近代美術館の展覧会鑑賞と解説(美術館の見学時期などにより,予定は変更されることがあります.)
15. 〃
16.まとめ

評価

レポート及び出席点

再評価

行わない

教科書

教科書は,使用しない.参考資料,参考図書の情報は,授業時間中に指示する.

連絡先

平木(103, 088-656-7167, hiraki@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)

備考

隔年開講である.本年度開講する.