民俗学研究II
目的
日本の宗教都市の一例として伊勢をとりあげ,具体的事例をふまえつつ検討する.本年度は,伊勢神宮の第62回式年遷宮に際しての「第二次お木曳き行事」が行われる予定になっているため,最新の調査データも紹介する予定である.
概要
宗教都市・伊勢における都市民俗
キーワード
都市,民俗,伊勢信仰
注意
受講者の興味には出来るだけ応えたいので,疑問点,不明な点については積極的に質問してほしい.なお,民俗学研究I(概説·本年度開講)と民俗学研究II(特論·来年度開講予定)は,隔年で交互に開講される.
目標
1. | 伊勢の事例を手がかりとして,宗教都市の構造をとらえることができる. |
計画
1. | はじめに |
2. | 伊勢を知る基本用語 |
3. | 伊勢と阿波 |
4. | <伊勢>とは何か1 鳥居前町としての伊勢 |
5. | <伊勢>とは何か2 「聖地」の成立とメディア |
6. | <伊勢>とは何か3 参宮街道の迎えた近代 |
7. | 伊勢信仰の生活環境論1 |
8. | 伊勢信仰の生活環境論2 |
9. | 神都と「穢れ」 |
10. | 伊勢のまつりの持続と創造1 伊勢神宮式年遷宮 |
11. | 伊勢のまつりの持続と創造2 新しい祭り |
12. | 宗教都市における生成と伝承 新しい信仰のかたち |
13. | 参宮メディアと伊勢信仰の展開1 伊勢音頭の展開と里帰り |
14. | 参宮メディアと伊勢信仰の展開2 遥拝所の展開 |
15. | まとめ |
16. | 試験 |
評価
講義への取り組み状況,講義中に随時行う小レポート,講義終了時の筆記試験の総合評価とする.
再評価
なし
教科書
教科書は使用しない.必要に応じて参考資料を配布する.参考書については,講義の中で随時紹介する.
連絡先
濱千代(連絡先未登録)
- オフィスアワー: 集中講義期間中に指示する.
備考
隔年開講(本年度開講せず)