2008年度 総合科学部 自然システム学科 数理·情報コース 学部課程 — 2年(後期)

代数学基礎II

教授・片山 真一

2単位

目的

前期に引き続き群論の,基本的な概念を講義する.また環については,具体的な整数環,多項式環を中心に講義する.

概要

群および環と多項式

キーワード

群論,環論

関連科目

線形代数学II

注意

代数学基礎 Iの知識は仮定するので受講していることが望ましい.

目標

1.環などの抽象代数構造を理解して,論理を展開できる.

計画

1.群の準同型,核と像(1-3週)
2.群の準同型定理(4-6週)
3.環の例と基本性質(可換環と非可換環)(7-8週)
4.環とイデアル(イデアルの定義と剰余環)(9-10週)
5.整域と体(11週)
6.整数環(12週)
7.中国剰余定理と環同型(13週)
8.多項式環(14週)
9.定期試験(15週)
10.総括授業(答案返却)(16週)

評価

折に触れて課すレポートの内容による平常点と期末試験の結果により評価する.

再評価

行う

教科書

参考書 平松豊一 「応用代数学」 裳華房

参考書 松坂和夫 「代数系入門」 岩波書店

連絡先

片山(1304, 656-7228, katayama@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 火曜日 16時20分-17時20分 (後期)