環境物質影響学
准教授・金丸 芳
2単位
目的
我々は種々のストレスが多い環境下での生命維持を余儀なくされています.そのため,疾病予防や健康維持の方法を自ら選ぶ時代となっています.また,動植物に含まれる環境物質には,生体の恒常性維持や生体防御や生理機能調節に関与する生体調節機能を有していることが明らかになってきています.すなわち,健康寿命の延長(疾病予防や健康維持や老化防止)を期待して,自然環境物質を摂取することが可能です.そのために,種々の環境物質とその生体調節機能を正しく理解し,正しく利用することが必須となります.そこで,種々の生体調節機能物質について,その機能と生体に及ぼす影響を概説します.
概要
疾病予防や健康維持のための生体調節機能を有する環境物質についての生命科学的知識
キーワード
健康寿命,生体の恒常性,自然環境物質,生体調節機能
目標
1. | 生体調節機能を有する環境物質とその作用機序を理解.健康維持について考える. |
計画
1. | 健康とは |
2. | 健康阻害要因 |
3. | 健康維持 |
4. | 生命と栄養素 |
5. | 抗酸化機能 |
6. | 活性酸素とその生成 |
7. | 脂質と過酸化 |
8. | 活性酸素と生体 |
9. | 抗酸化物質1 |
10. | 生体と抗酸化 |
11. | 消化吸収関連機能 |
12. | 難消化生成分と生体 |
13. | 微生物活性機能 |
14. | 難消化生炭水化物と食物繊維 |
15. | まとめ |
16. | テスト |
評価
期末のテストを中心に,小テストと出席状況を加味して評価します.
再評価
行ないません.
教科書
教科書は使用しません.プリントを適宜配布します.
連絡先
- オフィスアワー: 特に設定しません.研究室は総合科学部3号館3階北棟生命科学系です.